怪談
「なあリクト」
俺は友達のサクヤに名前を呼ばれ、
「なんだよ」
と返した。
「夜さ、学校行こうぜ」
俺が返事をしようとするとクラスメイトのハヤネが
「あんたたち、だめって言われてるでしょう!ふざけないでくれる?」
と怒っていた。
「だって面白そうじゃん」
サクヤが言い返すとハヤネは先生のところへ行こうとした。
「ちょっと、待て!嘘だから!!!」
先生に怒られるのが嫌なのかサクヤはハヤネを止めた。
「わかったわかった、言わないから離して――」
「離す?」
俺とサクヤは言っていることがわからなかった。だって掴んでもないのに、離せというのだから
「え?キャー!!!」
ハヤネは悲鳴を上げて教室をでていった。
「なんだったんだろう・・・」
俺が心配しているとサクヤは
「あいつのことだし大丈夫だろ」
と言った。
夜、結局行くことになった。絶対怒られるのはわかっていた。
「よし、入るぞ」
「うん」
怒られることと、幽霊がいそうと思うととても怖かった。
入ってからしばらくたち、トイレまでくると急にハヤネが走ってきた。
怒られる、と思ったが、ハヤネは何も言わずにただサクヤをじっと見つめていた。すると突然、サクヤが
「キャー!!!」
と叫んだ。
「あれ?リクト?」
「ハヤネ!」
俺は怖くてハヤネに抱きついていたようだ。
「サクヤ・・・」
サクヤは何も言わず、ただ俺を見つめていた。
俺は友達のサクヤに名前を呼ばれ、
「なんだよ」
と返した。
「夜さ、学校行こうぜ」
俺が返事をしようとするとクラスメイトのハヤネが
「あんたたち、だめって言われてるでしょう!ふざけないでくれる?」
と怒っていた。
「だって面白そうじゃん」
サクヤが言い返すとハヤネは先生のところへ行こうとした。
「ちょっと、待て!嘘だから!!!」
先生に怒られるのが嫌なのかサクヤはハヤネを止めた。
「わかったわかった、言わないから離して――」
「離す?」
俺とサクヤは言っていることがわからなかった。だって掴んでもないのに、離せというのだから
「え?キャー!!!」
ハヤネは悲鳴を上げて教室をでていった。
「なんだったんだろう・・・」
俺が心配しているとサクヤは
「あいつのことだし大丈夫だろ」
と言った。
夜、結局行くことになった。絶対怒られるのはわかっていた。
「よし、入るぞ」
「うん」
怒られることと、幽霊がいそうと思うととても怖かった。
入ってからしばらくたち、トイレまでくると急にハヤネが走ってきた。
怒られる、と思ったが、ハヤネは何も言わずにただサクヤをじっと見つめていた。すると突然、サクヤが
「キャー!!!」
と叫んだ。
「あれ?リクト?」
「ハヤネ!」
俺は怖くてハヤネに抱きついていたようだ。
「サクヤ・・・」
サクヤは何も言わず、ただ俺を見つめていた。