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二次創作
《 Disc1 》 霧が晴れるまで。

#22





─── 翌朝。


●●は、女の子同士という事で、ガーネットとテントの中で朝を迎えた。


ガーネット自身も嫌な顔はせず快く受け入れ、

スタイナーも魔の森で助けて貰った恩人という事で●●に対しては態度が柔らかかった。


隣のガーネットはまだ眠っている。


ゆっくりと起き上がりテントから出て行くと、ビビが焚火の近くで帽子を深く被って寝ていた。


自分達のテントの近くでは、スタイナーも座ったまま寝ている。


「 ( ジタンは… ? ) 」


周りを見回したが、彼の姿だけが無い。


●●は、ジタンを探すべく歩き出した。


何処に居るのか…、何と無く予想が付く。


自然と魔の森の入り口へ進むと、金の髪をした少年が背を向けて立っているのに気付いて静かに近付いた。


「 よう、もう良いのか ? 」


●●が、声を掛ける前にジタンは振り返り、青色の瞳を柔らかく細めて笑った。


コクリと頷いて答えると、●●もジタンの隣に並び、石化したその蔦に触れる。


「 ブランクは …… 、もう戻れ無いのかな… ? 」


「 石化を治す手立ては必ずある。 今直ぐには探しに行けないけど…。

何れ見つけ出して必ず助け出すさ。 」


「 ホント … ? 」


「 あぁ…、だからそんな気にするなって。 ●●、ずっと気に病んでただろ ? 」


ジタンの指摘は図星だった。


●●は、再び顔を俯かせると、ジタンは彼女を見つめてから腰を屈めて、

その顔を覗き込んだ。


「 言っただろ ? オレ達は悪運が強いんだ。 絶対に大丈夫だって ! 」


ジタンの強い意志を持った瞳が、

●●の堅くなった心を溶かしてくれてる様だった。


現にジタンが 『 大丈夫 』 と言うと、気持ちが楽になるのを●●自身も自覚している。


「 うん…、ジタンがそう言うなら間違い無いよね。 」


「 そうそう ! だから大船に乗った気で居てくれよな ‼︎ 」


ジタンが胸を軽く叩いて言うと、●●は、小さく笑みを浮かべた。


「 ( そうだよ、人を石化させちゃう様な魔法があるなら、それを解く方法もあるはず !

立ち止まってなんて…………… ⁉︎ ) 」


自分自身を勇気付けようと●●が内心で決意を固めていると、

未だに座り込んでる自分を下から見上げて来るジタンと目があった。


あまりにも長い間目を合わせてるのが恥ずかしくなって●●は、後ずさる。


「 ぁ…あの…、ジタン… ? 」


「 ●●………、その前髪、邪魔だったりしない ? 」


「 …え ? あ、イヤ……邪魔………だけどあまり顔出すなって言われて…。 」


話題が変わった事に一瞬遅れるが●●は、己の長い前髪に触って更に頷く。


両親が亡くなり、親戚の家に預けられてから『 その醜い顔を見せるな。 』と言われていた。


あの時の親戚の憎しみ籠った顔を思い出すと、胸が痛い。


「 顔を出すなって……、そういうしきたりでもあるのか ? 」


「 ううん…、えと……、その、何て言うか………。 」


●●が言葉を濁してるとジタンは手を伸ばした。


●●のサラッとした前髪に触れると、真剣な表情で彼女の七色の瞳を見た。


「 これから戦いも増えるし、前が見えねぇのは危ないぜ ? 」


「 あ…、そっか…。 」


前が見にくいのは今までも同じだった。


平和な世界なら兎も角、自分は否や異世界に来ているのだ。


「 ( ジタンの言う通り足元だけで無く前もキチンと見える様にした方が良いよね。

舗装されたアスファルトじゃ無いんだし、ジタンにもあんまり迷惑をかけ────。 」


「 それにさ、可愛い顔してるのに、隠すなんて勿体ねーよ。 」


「 …………は ? …可愛い… ? 」


前髪を切る決意を固めてる真っ最中に、ジタンから爆弾発言を聞いた。


●●は、今までの経歴の中に『 可愛い 』と言われた事は無いだけに、

頭の中は大パニックだ。


そんな●●の狼狽えようを知りながらも、ジタンは意地悪く言葉を続けた。


「 可愛いぜ ? 会った時からそう思ってた。 」


しゃがみ込んで見上げながら、人懐っこい笑みでジタンは言う。


●●な、狼狽え、更には周りを見渡すという謎の行動を起こす。


そしてようやく考えが纏まったのか●●は口を開いた。


「 …か…… 可愛いかどうかは置いといて ! 前髪……、切る…。 」


「 おー ‼︎ じゃあ、オレが切ってやるよ ‼︎ 」


「 はい ⁉︎ 」


「 遠慮するなって。 それじゃ、一旦テントに戻るか ‼︎ 」


「 イヤ、あの…、ジタンさんっ ⁉︎ 」


決意した●●の背を気が変わらない様にとジタンは彼女の手を引っ張る。


それに引き寄せられて●●が立ったのを確認してから、

皆んながいるテントへとグイグイと背中を押して行った。



かくして、朝日の下で、急遽ジタンの美容院が開催されたのだった。




[水平線]




モンティ 『 20年間 魔の森 に住んでるけど、脱出した人は初めて見たクポッ ‼︎

凄いクポね〜 ‼︎ 強いクポね〜 ‼︎ 』


って モーグリの『 モンティ 』がジタン達が魔の森から脱出した後、出て来ます。

ワールドに出るからね。 え、何で急にモンティの台詞 書いたのかって ?


可 愛 い か ら だ よ 。




作者メッセージ

ほっほ( ? ) 、恋愛だなぁ…。

叔父ちゃんも こう言う恋愛好きだわぁ…。( キモ

公式では夢主じゃ無くて、ジタンとガーネット姫 ですけどね。

( 夢 ぶ ち 壊 し 。 )

2025/04/22 22:53

Obake @ オリ垢 ID:≫ 19ZQABSFMiPlU
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