文字サイズ変更

お互い「だけを忘れた」2人の物語

#19

突き放す

葵父「葵、準備は全部出来ているか?」
葵「ちゃんと終わったよ。もう出るんだっけ」
葵父「ああ。少し早いが、遅れるより良いだろう」
葵「そうだね。じゃあ、もう荷物運んじゃおう、お父さん」

昨日、学校をサボった事は、少し叱られた。
でも、もう引っ越すんだから構わないと、簡単に許してくれた。

葵父「終わったし、行くぞ。」
葵「うん、分かった。」

もっとここに、居たかったな。[下線]友達[/下線]も[下線]蒼汰君[/下線]もいて、[太字]お母さんだって[/太字]居た。
どうしてお父さんは、お母さんが亡くなってから[太字]こんなに厳しく[/太字]なったんだろう。


[大文字]~空港~[/大文字]

葵「新幹線で行った方が早かったんじゃない?」
葵父「飛行機の方が安かったからな。何か文句があったか?」
葵「…ううん。あ、お父さん呼ばれてる。私、ここで荷物見とくよ」
葵父「そうだな。じゃあ、少し行ってくる。」

…文句、か。それにしても、次は一体どんな家になるんだろう。
学校は、どんな雰囲気かな。すぐ馴染めると良いんだけど。

[太字]「葵」[/太字]

葵「…あ、お父さん?早かったね…、え?」
葵「[下線]蒼汰くん[/下線]、なんでここにいるの!?」
蒼汰「会いに、来た。」
葵「なんで、どうして?お、親は?」
蒼汰「母さんがちょうど、今日空港で違う人を見送りに行くって言っていたから」
葵「…ついて来たの」
蒼汰「一応僕も知ってる人みたいだから。“君に”会いに来た訳ではないと言える」

どうして、そこまでしてくれるんだろう。
私の、お父さんへの言い訳に使えることも行ってくれて。
それに…恋人だったとはいえ、記憶はないのに

蒼汰「僕がしたかったことだから、気にしなくていい。」
葵「え…」
蒼汰「僕が、[下線]勝手に会いに来た[/下線]だけだから。」
葵「…でも、覚えてないんだよ?離れちゃうんだから、会いに来ないほうがいい」
蒼汰「…葵?それでも僕は…」
葵「[太字]知らないほうが良かった[/太字]んだよ、きっと。」

こうでもしないと、蒼汰君は離れないでしょ?
蒼汰君がこれから苦しまない為にも、会いに来ないのがいい選択だったよ、きっと

蒼汰「…わかった。ごめん、葵」
葵「あ…っ」
葵父「葵、行くぞ。話が長引いたが、もうすぐ時間だ。」
葵「…わかった」




[大文字]~数年後~[/大文字]


[太字]「…あ~!久しぶりの街!結構変わっちゃってるけど、懐かしいなぁ」[/太字]

作者メッセージ

こんにちは、投稿頻度に波がありすぎる翠です!

今回も本編!一体どうなる…って、突き放す⁉((
何だか波乱が起きそうだけど、最後は平和な言葉で終わってますね、はい
あれは一体どういった意味が…((

~次回予告(簡単に)~

「…え、何この人…?」

2025/11/15 18:40

ID:≫ 6yTgHEMno8sog
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 20

コメント
[5]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL