心を失った少女 年明けのニューイヤーゲーム編
しかし一方闇男はなかなか解毒薬を作れず苦戦していた。
「あれっ?持ってくる材料間違えたカナァ〜?」
「おい、トトン草がねぇんだが?」
「あっれれ〜?(時間稼ぎはバッチリだなっと)」
どうやら、本当に必要な材料は揃えていないらしい。それこそ、『毒のある』の作戦だったのだ。
そこに、
『あの〜、やみおさん?何してるんですか……?」
「おまえは!?なんでここに!ってそんなこと言ってる場合じゃない!『ポイゾナス』の仲間に蘭たちがやられてんだ!頼む!助けてやってくれ!!」
闇男は美空の声に即座に反応した。『毒のある』はあまりにも突然の出来事に目を丸くしている。
闇男は不敵に笑った。
「さぁ、今度はこっちが時間を稼ぐ番だぜ?」
「ちっ、あんな小娘に何ができるってんだよ!」
「さぁな?さぁ、まだ勝負は終わってないぜ!!」
「ハァ、ハァ、ハァ」
荒い息づかいが木々の間を駆け抜ける。
美空は走りながら策を練っていた。どうすれば二人を助けられるか。美空は固有の能力を持っていない。なので『キツナ』で、誰かに化けるしかなかった。
問題は、誰に化けるか。
(にしても、ポイゾナスって、変わった名前よね……)
そして、ひらめいた。
「あれっ?持ってくる材料間違えたカナァ〜?」
「おい、トトン草がねぇんだが?」
「あっれれ〜?(時間稼ぎはバッチリだなっと)」
どうやら、本当に必要な材料は揃えていないらしい。それこそ、『毒のある』の作戦だったのだ。
そこに、
『あの〜、やみおさん?何してるんですか……?」
「おまえは!?なんでここに!ってそんなこと言ってる場合じゃない!『ポイゾナス』の仲間に蘭たちがやられてんだ!頼む!助けてやってくれ!!」
闇男は美空の声に即座に反応した。『毒のある』はあまりにも突然の出来事に目を丸くしている。
闇男は不敵に笑った。
「さぁ、今度はこっちが時間を稼ぐ番だぜ?」
「ちっ、あんな小娘に何ができるってんだよ!」
「さぁな?さぁ、まだ勝負は終わってないぜ!!」
「ハァ、ハァ、ハァ」
荒い息づかいが木々の間を駆け抜ける。
美空は走りながら策を練っていた。どうすれば二人を助けられるか。美空は固有の能力を持っていない。なので『キツナ』で、誰かに化けるしかなかった。
問題は、誰に化けるか。
(にしても、ポイゾナスって、変わった名前よね……)
そして、ひらめいた。