第１０話　夕暮れと光姫　side恵
今日は日曜日。いつもならゆっくり部屋で過ごしているはず。しかし今日は、人が多い渋谷へ来ていた。ハチ公を見て、人気のスイーツ店YAMANEに来ていた。甘すぎるスイーツを食べているそいつ、＿＿＿＿＿＿＿光姫を見た。
光姫「おいしい！本当に幸せ！」
本当に幸せそうだな。
虎杖と光姫、五条先生はさっきから追加のスイーツを、バンバン注文し、バンバン食べている。
ようやく会計が終わった。そうして外に出ると、空は鮮やかな茜色に染まっていた。夕方だ。
恵「はぁ、疲れた。」
野薔薇「あっという間だったわね〜」
悠二「物足りね〜〜〜〜〜！」
悟「楽しかった？」
１年「うん／はい／楽しかったでーす」
まあ、楽しかったな。１年全員で遊びに行くなんてなかなかないもんな。たまには休日もこんな過ごし方でいいな。そんなことを思いながら高専へ帰り、自分の部屋へ入った。
恵「はぁ」
とにかく疲れた。けど・・・・・
恵「言い忘れたな。光姫に・・・・・・」
俺の勘なのだが、もしかしたら、中学・・いや高専に来る前まで何かあったんじゃないか。そう感じていた。なんとなく暗いのと、遠慮している感じ、そして、何故か腕にあざがあった。もしかしたら本当に何かあったんじゃないかと俺は、心配していた。本当に不安だ。
仮説があっているとしたら、虐待か？いじめか？
まさか、五条先生が虐待なんて考えたくない。
恵「考えても無駄か」
一旦置いといて、明日聞こう。
それしかない
光姫は光姫なりに何かを抱えて生きているんじゃないか。そう思うことにした。
そして、寝るための支度を始めた。明日のために