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寝る準備も整って寝ようとした。が、奴によって妨害されてすこぶる機嫌が悪い私



「ピンポンパンポーン♪えー…3日間にわたる体力テストの集計が終わりましたー。速やかに部屋に戻り最新ランキングを確認せよ」



放送前のコール口で言う奴居るんだ。じゃなくて…何もこんな時間に招集する必要ないじゃん。私は心の中で悪態をつきながらチームZの部屋へ向かうと、潔と蜂楽の2人に出くわした



「あ！潔！みてみて俺！ランキング300からめっちゃ上がってんだけど！？ほら275位！」

「え！？すげぇじゃん！」

「あ、お前のも！」

「おぉ！274位！」



いや、アンタら最初の時とランキング大差ないから。ちょっと上がっただけでしょ



「やあやあ、お疲れ。才能の原石共よ。”青い監獄„ の暮らし楽しんでるかーい？」

『(お前この3日間何を見てたんだよ)』

「フザけんな楽しめるかよ！？こんなクソみたいな環境でマジでサッカー上手くなんのかぁ！？」

「そーだよー、もっとちゃんとご飯食べたーい」

「お前…俺の餃子食ったろが」

「環境がクソなのはお前らがサッカー下手クソだから当然だ。バーカ」

「あ？」

「…少し ”青い監獄(ブルーロック)„ の話をしよう。この施設は5つの棟で構成されていて「B」～「Z」の全25チームが5チームずつに分かれてそれぞれ同じ棟で生活しています。ちなみに ”オニごっこ„ で各部屋1人ずつが既に脱落していて、現在 ”青い監獄„ の残り人数は275名です」

「え…じゃあ300から275位の俺…最下位のままじゃん…ぬかよろこんだー」

『(だと思った)』

「そしてランキング順にチームは分かれている。1～11位が「B」12～22位が「C」…つまり、分かるな？お前らのいるチーム「Z」は5つの棟の中でも最低ランク「伍」号棟、らさらに、その中の最低辺265～275位のランキング者が集まるチームだ」

「……マジかよ。こんなクズ共と一緒にすんなよ……」

「あぁん！？」

「誰がクズだコラ？」

「まぁまぁ、落ち着きなって」

『はぁ…』

「ランキング上位者は上のランクの棟で良い飯と良いトレーニングを得て、トップストライカーのための最高位の生活を送っている…ここでは仕事(サッカー)が出来る奴が王様だ。良い生活がしたけりゃ勝ってのしあがれ。それではこれより ”青い監獄„ 一次選考(セレクション)を始めます」



上位者達は良いトレーニングに良いご飯…もしかして凛はそっちに居るのかな。でも、この一次選考で凛に会える可能性が出てきた




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