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彼らが使ったボトルとタオルを回収し、フィールドを出ようとした時




『…潔？』

「おいおい1人だけ抜けがけの走り込みかよ。チームZランキング1位のお前にそれやられたら、俺もやらない “ワケ„ いかないっしょ」

「國神…」

「ズルいよ。俺も交ぜてよ」

「蜂楽！」

「ありゃ？自覚ないんだね潔。このチームZはもうお前を中心に回ってる」

「お前なんかに絶対負けねぇ！」

「俺も！」

「あークソ。風呂入りたかったのに」

「明日絶対勝つよ！」

「っしゃあ！」

「俺が世界一になる！」

「潔ばっか目立たせてたまるかっつーの！」

『……ばっかみたい。』




何をそんなに必死にプレーするんだろ。つか、片付けできないじゃん




「あ。侑！」

『なに』

「パス練付き合ってくれ！」

『…は？』

「そうだ！あんなエグいシュート決めてたんだし練習に付き合ってくれよ！」

『いやいや。意味分かんないし』

「お願いだ！」

『無理』




なんで私がこいつらの練習に付き合わなきゃなんないわけ？意味分かんない




【あーあー。侑ちゃん聞こえるー？】

『…なに』

【ボール触っていいよー】

『いや、いいよーじゃねぇよ』

【侑ちゃんのプレーなら奴らの練習にかなり良いと思うんだよねー】

『チッ』




私は結局チームZの練習に付き合う羽目になった。ダルすぎるし今すぐ寝たい




『おい、潔。今のパスなんだよ』

「え、ごめん…」

『試合の時だけ覚醒すんな』

「ちょいちょい！侑ちゃん！」

「待てよ？聞き忘れてた。侑っていくつ？」

『高1』

「「「え？」」」

『………なんだよ』

「侑以外皆年上だよ？」

『知ってるし。だから何？』

「「「なんでもないっス」」」




試合するより疲れるんだけど。こりゃ爆睡コースだな




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