二次創作
無表情マネージャー
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その夜。いつも通り片付けに追われていた。まじでダリぃ…。学校の寮母さんって毎日こんな感じなのか…寮母さん尊敬する
片付けが程度終わり、部屋に戻ろうと歩いてた。部屋から明かりが漏れていて気になって覗けば2つの影が見えた。誰だ…?盗み聞きは良くないけど気になるから少しだけ
「……潔か。あと、糸師も」
「千切…。えっ、糸師さんも?」
『チッ』
「何しに来た?」
「いや…寝れなくてちょっと…。お前は?何してたの?」
「…俺も寝れなくて…」
「えっと…糸師さんは?」
『マネ業終わったから部屋に帰る途中』
「そ、そうなんだ…」
「……お前のゴール観てた」
「え」
「そりゃ寝れないよな…こんな気持ちいいの決めたら。ストライカーとして最高の瞬間だろ」
「…うん。なんつーかその… “青い監獄„ に来る前の俺だったら絶対味わえないようなゴールだったから…。多分このゴールは一生忘れないと思う…」
「…そっか」
確かこの試合で千切は何もしないでつっ立ってるだけだった。何で動かないんだろ
「いやーでも、もっかいやれって言われても無理だなぁこのゴールは。なんとなく走り込んだだけだし…自分でもまだよく自分の武器のことわかってないんだよねぇ…」
「…… “空間認識能力„ が高いんだよ多分お前」
「ん?何それ?」
『(なんつー顔してんだよ)』
「俺はずっとDFしながら味方の動き見てたからわかるけど、ほとんどの選手は皆自分の視野から状況を判断してプレーしてる。トップスピードで走ってる時とかボールを持って動いてる時なんかはその視野がもっと狭くなる。でもお前は、たまにフィールド全体を把握したみたいにドデカい視野でプレーする瞬間がある。その能力が “ゴールの匂い„ を嗅ぎ分けてピンチを防いだり、誰も予想できないゴールを生んでるんだと思う」
『(空間認識能力。ね…)』
「でも、まだそれをお前は直感でやってる。だからもっと意識的に使えるようになれば__…その眼と脳は唯一無二の武器になる。と映像見て思った」
「……ほえーなるほど!ありがと千切!なんか凄ぇヒントになった気がする!いつも怖い顔してるけどいい奴だなお前!」
「別に。チームが勝つために言ってみただけだし」
「そーいやお前の武器ってなんなの?こないだ皆で言い合った時も教えてくれなかったしさ」
「だから言ったじゃん。言いたくないって…」
「え!なんで?教えてよ!俺も出来ることあったら手伝うし!チームが勝つために知りたいよお前のこと!」
「…だからいいんだって俺の話はもう…」
「よくないよ大事なことだろ?」
『ちょっ、潔その変にしなよ』
言いたくないって言ってたのに図太すぎるって。
「右膝前十字靭帯断裂。1年前俺はケガをした…」
「『……』」
「医者に…もう一度同じ箇所をやったら選手生命は危ういって言われた。だからケガが治った今でもまだ同じようにプレーできない。俺にもあったんだ潔…お前みたいに凄い武器と自分のゴールに酔いしれて眠れない夜と世界一のストライカーを夢見てた瞬間が。でも今はまたケガをするのが怖い。あんなに気持ちよかったサッカーと夢を失うのが怖いんだ…。俺は夢を諦める理由を探しにブルーロックに来た。潔、お前のゴールを見て俺は諦められる気がするよ」
『(やっぱそういう理由か)』
一度でもケガをすれば人はドン底に落とされたような感覚になる。私の場合はクソ野郎のせいだけど
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その夜。いつも通り片付けに追われていた。まじでダリぃ…。学校の寮母さんって毎日こんな感じなのか…寮母さん尊敬する
片付けが程度終わり、部屋に戻ろうと歩いてた。部屋から明かりが漏れていて気になって覗けば2つの影が見えた。誰だ…?盗み聞きは良くないけど気になるから少しだけ
「……潔か。あと、糸師も」
「千切…。えっ、糸師さんも?」
『チッ』
「何しに来た?」
「いや…寝れなくてちょっと…。お前は?何してたの?」
「…俺も寝れなくて…」
「えっと…糸師さんは?」
『マネ業終わったから部屋に帰る途中』
「そ、そうなんだ…」
「……お前のゴール観てた」
「え」
「そりゃ寝れないよな…こんな気持ちいいの決めたら。ストライカーとして最高の瞬間だろ」
「…うん。なんつーかその… “青い監獄„ に来る前の俺だったら絶対味わえないようなゴールだったから…。多分このゴールは一生忘れないと思う…」
「…そっか」
確かこの試合で千切は何もしないでつっ立ってるだけだった。何で動かないんだろ
「いやーでも、もっかいやれって言われても無理だなぁこのゴールは。なんとなく走り込んだだけだし…自分でもまだよく自分の武器のことわかってないんだよねぇ…」
「…… “空間認識能力„ が高いんだよ多分お前」
「ん?何それ?」
『(なんつー顔してんだよ)』
「俺はずっとDFしながら味方の動き見てたからわかるけど、ほとんどの選手は皆自分の視野から状況を判断してプレーしてる。トップスピードで走ってる時とかボールを持って動いてる時なんかはその視野がもっと狭くなる。でもお前は、たまにフィールド全体を把握したみたいにドデカい視野でプレーする瞬間がある。その能力が “ゴールの匂い„ を嗅ぎ分けてピンチを防いだり、誰も予想できないゴールを生んでるんだと思う」
『(空間認識能力。ね…)』
「でも、まだそれをお前は直感でやってる。だからもっと意識的に使えるようになれば__…その眼と脳は唯一無二の武器になる。と映像見て思った」
「……ほえーなるほど!ありがと千切!なんか凄ぇヒントになった気がする!いつも怖い顔してるけどいい奴だなお前!」
「別に。チームが勝つために言ってみただけだし」
「そーいやお前の武器ってなんなの?こないだ皆で言い合った時も教えてくれなかったしさ」
「だから言ったじゃん。言いたくないって…」
「え!なんで?教えてよ!俺も出来ることあったら手伝うし!チームが勝つために知りたいよお前のこと!」
「…だからいいんだって俺の話はもう…」
「よくないよ大事なことだろ?」
『ちょっ、潔その変にしなよ』
言いたくないって言ってたのに図太すぎるって。
「右膝前十字靭帯断裂。1年前俺はケガをした…」
「『……』」
「医者に…もう一度同じ箇所をやったら選手生命は危ういって言われた。だからケガが治った今でもまだ同じようにプレーできない。俺にもあったんだ潔…お前みたいに凄い武器と自分のゴールに酔いしれて眠れない夜と世界一のストライカーを夢見てた瞬間が。でも今はまたケガをするのが怖い。あんなに気持ちよかったサッカーと夢を失うのが怖いんだ…。俺は夢を諦める理由を探しにブルーロックに来た。潔、お前のゴールを見て俺は諦められる気がするよ」
『(やっぱそういう理由か)』
一度でもケガをすれば人はドン底に落とされたような感覚になる。私の場合はクソ野郎のせいだけど
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