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トレーニングを積み重ねた彼らの試合が開催される。そして絵心は説明をし始めた



「 “青い監獄(ブルーロック)„ 一次選考(セレクション)は同棟内5チームによる総当たりグループリーグマッチだ。全10試合終了時の勝ち点上位2チームが勝ち残り下位3チームは敗退。そのメンバーは “青い監獄„ から強制退場となり…ただし！敗れた3チームにも復活ルールとして全試合終了時点でのチーム内得点王＿＿＿…そのチームで最もゴールをあげたただ1人だけ勝ち上がれるシステムとする」

「「『…』」」

「チーム内で最多得点数が並んだ場合は「フェアプレーポイント」を採用し、ペナルティーポイントの少ない者が勝ち上がりとなる。「己のゴール」か「チームの勝利」か。そんなストライカーの宿命がこの一次選考では試される！これはサッカーを0から創るための戦いだ。第1試合は2時間後チームX vs チームZ！」



全て話終えた絵心は画面から消え、そのまま声だけが聞こえた



「あ。侑ちゃんは俺んとこ来てねー」

『インカムの意味ねぇ……』



なんのために初日に私にインカム渡したんだよヒョロ眼鏡。私は言われた通り、絵心の居るモニタールームに来た



「ご苦労様ー。さっそくだけど、一次選考の間はそのままチームZに就いてもらう。で、フィールドのベンチで奴らのプレーを見てみろ」

『ただの見学じゃん』

「侑ちゃんシャラップ。あと、今から練習場空くから使っていいよー」

『使っていいよとは？』

「俺最初に言ったよね？やってもらうって。鈍ってんなら練習必要でしょー」

『チッ』

「じゃあ、よろしくー」




まじでコイツ……腹立つな！




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