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孤独な幸せは私

#1


[太字]私は孤独[/太字]
孤独だから幸せ。
孤独だから美しい。
今日も私は美しく幸せ。
。。。。。

朝、今日もパンにかじりつく

「おはよう」


「おはよ」

遅れて起きてきた恋人は
疲れている様子。

「イチゴジャムってあるっけ」
「あったと思うけど…」

私は恋人と二人暮らしをしている。
少し小さな賃貸で
少し前まで一軒家を建てようとしていたけれど。
「じゃあ仕事行ってくるね」

「いってらー」
今日も変わらず恋人はスマホに夢中で見送ろうともしない。

…いつからだろうか…

私は自転車に乗り、空気が澄んだような冷たい風を切りながらいつもの道をゆく。

…正直つまらない。

途中で大きなライオンでも出てきたりしてもいいなんて思ったり。
ドラマの続きを想像したり。
そんなことしてるとすぐに仕事場についた。

「おはっよおおおございます!東先輩!」
「おはよう、田中くん」
この子は後輩の田中だ。
朝からやかましい

「おはようございます、先輩」
「おはよう、佳音ちゃん」
「先輩~私たちより送れてくるなんて珍しいですねー」
「そうかしら?あなたたちが早いんじゃなくて?」
「そうっすかね。」
朝からどうでもいい会話を広げる

家より職場のほうがまし。

「先輩っっ!」
「今日も美しい!」
「そうかしら」
恋人にそんなこと言われたらどれだけ嬉しいか。
田中くんは優しい
「先輩…私だったら幸せにしてあげられるのに…」
「佳音ちゃん。ありがとね」
「えっ先輩って恋人とうまく行ってないんすか?」
「…」
「もうっ!女子の会話に入ってくんなよ!」

佳音ちゃんもちょーぜつ優しい
職場はとても暖かい。
温度差で風邪を引きそう。
「それより先輩っ!聞きたいことがあるんですけど!」
「どうしたの?」
「ここの部分の…」
私は二年前から立派?な先輩になっている。
わからないところを聞かれるぐらいには…
パソコンを使うような仕事なので、機械音痴な私には向いてないと思ったが、案外いけた。


「先輩っ!先輩!仕事終わったら飲みに行きません?」
「俺も行く!」
「わかったわ、じゃあ今日は早めに仕事を終わらせましょう。」
どうせ家に帰っても、悲しくなるだけ…
私は家には帰りたくないようであった。
。。。。。
「「「仕事お疲れさまぁ!」」」
ハイボールを飲む。
この時間だけ世界がキラキラ輝いている。
きっと
「先輩全然愚痴とか聞きますよ!
このミスター田中が受け止めますっ!」
「いいや、私のほうが受け止められますよ!ねっ!先輩!」
「こんな後輩を持てて私は幸せ!」
「「そんなこといったら照れますよ!////」」
「あはは、かーわい」
「それより、二人はどうして美男美女なのに誰とも交際してないわけ?」
二人は目を見合わせてから私のほうをみて言った。
「先輩のことあいしてるからです。」
「先輩しか考えられない!」
私は嘘だとわかっていても顔を赤くする。
「あれっ!先輩顔赤くないっすか?」
「かわいいー!」
「お酒飲んで赤くなっただけ!てか、お金なんてあげないし奢りもしないからねっ!」
「「知ってますよーw」」
佳音ちゃんは澄んだ瞳で私の顔を覗き込んだ。
「私が奢りたいくらいですよ。」
澄んだ瞳に吸い込まれそうになる。
「じゃあゴチー!」
「お前には奢るわけないやん。」
「はっw」
田中くんは昔から伸ばしたポニーテールを楽そうに揺らしている。
こんな時間が永遠に続いたらな…
。。。。
「先輩送っていきましょうか?」
「大丈夫!」
「じゃあ、俺たちはこっちなのでまた明日!」
「ばいばい!」
幸せな時間に手を振る。まだ気持ちは暖かい。
できるだけまだ、冷ましたくない。
まだ、家には帰りたくないな。

私は公園に向かう
どれだけ帰りが遅くともあの人は気にしないんだろう。
今は十時五十一分
街灯が私の孤独を照らす。
夜の町は自然と私を孤独にさせた。
とても心地がよい。
あの人と出会ったのはいつぐらいだろう…
。。。。
五年前、二十二歳の時
私達は大学のサークルで出会った。
私は地味だった。
彼はきっと、もてていた。
私のまわりには、そうゆう、「恋」とか、の話をする子がいなかったからなのかそこら辺は知らなかった。
だけど、私は彼に「初恋」をした。
整った顔に、誰とでも話してくれる優しさ。
まあ、顔に惹かれたんだろうけど…
それから私は彼に積極的に話しかけるようになった
告白は彼からだった。
きっと、人生で一番幸せだったと思った。
彼と色々なところに行ったり
一緒に夜を過ごしたり、
幸せだった
うん、「だった」
今の私は昔のことを思い出せばだすほど
心が締め付けられる。
そう、彼は愛してくれた。
こんな私を。
今はもう、
「好きじゃないかな。」
冷たく吐き出した言葉は
隠れかけている星に消えた。


。。。。
結局帰ったのは朝になってしまった。
ベンチで寝てたらしい。
流石に彼でも心配するか…
予想は不的中
恋人は女を連れ込んでいた。
「まどか!…」
「へ?」
「昨日君が帰らなかったから寂しくなったんだよ」

自然と痛くなかった心は。
昨日の夜空に恋の熱が冷まされたのかもしれない。

「あなたは冷たくしすぎたのよ」
彼の女は言う。

「そう…」
「ごめんなさい。」

「別れよう。」
勝手に恋人から告白され勝手に振られる
何て自分は地味なんだろうと思った。
でも、ふられてもいいと思った。

作者メッセージ

続きは書きたくなったら書く

2025/03/16 22:18

無能な猫 ID:≫ 2x0sVjhv2.hRw
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