ワールド名:能力有り魔法世界(仮)
狼の遠吠えも似合うような綺麗な満月。
そして静かな森には夜とともに化け物が現れる。
化け物「ここは……森か。たき火の跡もある。」
化け物には角が生えている。
化け物には牙が生えている。
化け物は人間のような姿をしている。
化け物は悪魔のような姿をしている。
化け物「そしてここは魔法世界のようだな。フン。[大文字]復讐[/大文字]にはうってつけだ。神に会える。」
たき火のそばには青年はいない。
そして先程までいた動物も一匹もいない。
たった一人化け物がいるだけだ。
化け物「まずは……人間に会う………。」
化け物は崖に登った。
そしてあたりを見渡した。
すると近くに小屋…というよりは家がみつかった。
家はたった一つで、村ではないようだ。
化け物「腹が減ったな……。まあ、人間から奪えばいいだろう。相手が強者でない限り奪えるはずだ。」
化け物は翼を広げた。
そして家の方に飛んでいった。
誰にも邪魔されず、広い空を飛ぶ。
『飛ぶ』というのは久しぶりだったが、感覚は忘れないものだ。
あのときは飛ぶのが嫌だったが………。
そして化け物は家より少し離れた場所に降りた。
周りを警戒する。
家に何人いるのか確認する。
化け物「は??誰もいない?気配がない?。」
化け物は家から気配を感じることができなかった。
もちろん家には誰もいない。
だが、それは外出中の可能性がある。
こんな真夜中に外出している人間がいるだろうか。
それとも旅行に行っているのだろうか。
家を遠くから探っていた化け物は背後の気配に気付かない。
後ろにいる人間が斧を持っているのも………。
化け物「?!!人間!!」
??「っ!!!お前まさか?!」
人間が斧を振り下ろす間もなく化け物は倒れた。
化け物は眠ったようにも気絶したようにも見える。
ただ、彼は化け物を殺そうとしなかった。
さて、青年はどこに行ったのだろうか。