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この物語はフィクションです。ハッシュタグを見た上で大丈夫な人だけどうぞ。

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少女はデスゲームを攻略中

#19

ワールド2 エピソード7“否定”

暗号を頑張って解いて、ゲームマスターに言われて役職を見て、絶望した。

永遠「え…人狼…?…っ、…」

ここに来てから零が分からなかった。自分1人で行動して、誰かを助けるのにその目は助けた相手を見ていなかった。まるでゲームで作戦を組み立てるかの様に人を駒としか見ていない様に見えた。そんな彼女が怖かった。

でも…分かってしまった。

ーーー全部私の為だって。

周りを蹴落としても、自分自身が辛くなっても、私の為に、と。彼女は自分に集中すれば生き残れる。なら私は…彼女の重荷だった。

………死のう。ミニゲームで死ににくいとしても…勝つ気がなければきっと負けられる。

零は直ぐにこのゲームの攻略法がわかったみたいだった。ならそれを利用させてもらおう。



…ごめんね。零。ごめんね。

あなたを置いていく私をどうか許して…


そう思いながら私はこのゲームに終止符を打った。


永遠「コヨーテ。」

ゲームマスター「空音 永遠。君は今から決闘を申し込む事ができる。さぁ誰に申し込む?」
永遠「…零に申し込むわ。」

零「…え?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

永遠「…零に申し込むわ。」
零「…え?」

なんで私に…?私にトドメを刺せとでも言うの?嫌だ。無理…なんで…

ゲームマスター「了解〜♪フフッ…面白いものが見れそうだな〜☆」

永遠「ねぇ、零…零の数の合計は…1と4で5よ。」



零「なんで私を決闘の相手に選んだの?…なんで…なんで自分で死のうとしてるのっ…」
永遠「教えてあげようか?零…私の役職は…人狼。」

…考えれば分かる事だった。ミニゲームでは人狼は死ににくい。コヨーテで死ににくいのならば…自分自身の数の合計は少なくして、合計数と自分自身以外の数の合計を近くする。ここまでで永遠姉は毎回数字が小さかった。それが答えだった。ずっと見ないフリをしてきた…答え。

永遠「零は市民陣営。私は人狼。私達は一緒に生き残れないのよ。」
零「…なら…永遠姉が勝てばいいじゃない…」
永遠「私はあなたに生き残ってほしいのよ。だから…ね。5枚引いて。零。それだけでいいの。」



……


………




………………………………………………………………






気付けばゲームは終わっていた。
私の隣には永遠姉だったものがあった。
ゲームマスターが楽しげにだが名残惜しそうになにかを喋っている。


…ハハ…本人から私の思いも…願いも否定されて…



嗚呼…、哀れだなぁ………


…心のどこかに穴が空いたまま私は気付けば外にいた。

誰かが話しかけてきた様な気がするけど…もういいや…



ーーーもう2度と少女の心の穴は埋まらない。

エンドロール【心の穴】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

残り14人



残り13人

………………………………………………………………
¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿¿

残り14人

作者メッセージ

次回ーエンドロール
その次ー番外編②
お楽しみに!
見てくださりありがとうございます。
無理!な人は回れ右。

2025/07/22 08:07

空音零 ID:≫ 9ixiBSBZrTprs
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