？？「もしもしー？何？なんか用ぉ？」
朝日に照らされ眩しそうにしている人間が一人。
？？「はぁ…！？めんどくせー……」
？？「いつになったら平和な時代がやってくるのかねぇ…」
平和な時代――今、怪魔が人間を脅かす時代には相応しくない言葉が男の口から溢れる。
？？「はいはいすぐ行くすぐ行く。すぐ行くから。面倒いけどー。」
気怠そうに話しつつ、男は少し笑う。
？？「いやー、この俺、[太字][漢字]八剱[/漢字][ふりがな]ヤツルギ[/ふりがな][/太字]さんが負ける訳ないっしょ」
八剱「え？特大フラグ？自分で言うな？―――んなもん分かってるよー」
男はそう言うと、人差し指をピッと立てた。
八剱「……………これは残された者の宿命だ」
どこか悔しそうに呟く。
八剱「……だーかーら、俺らがやんなきゃいけないって理由。」


[水平線]


？？「そうか。じゃあぶっ飛ばすぞ」







八剱「……いや、お前身体大丈夫なのか？」
？？「友の為だ。動ける」



八剱「…そか」




八剱「なら、心置きなく、だな」
？？「―――あぁ」