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時折フリーレンの魔法が入るときがあります。
それに対して意見がある方はコメントで教えてくださると嬉しいです。
⚠下手くそです。

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魔法学校の強者たち

#70

決戦を前に

魔王「さぁ、準備は整った。操り魔法を止めろエミール。」
その頃、魔王城では。
[太字]3人[/太字]の側近が膝をつき、魔王へ向かっていた。
エミールと呼ばれた側近は何かの魔法を唱える。
エミール「完了しました、魔王様」
魔王「ありがとう。トール、穴の拡張を」
トールと呼ばれた側近は床に手をつき魔力を込める。
魔王「……流石だ。最後、ラート。」
ラート「仰せのままに」
ラートと呼ばれた側近はエミール、トールを[漢字]移動[/漢字][ふりがな]ワープ[/ふりがな]させた。
ラート「では。魔王様に傷一つつけさせないよう、全力を尽くします」
魔王「ではな側近。おいおい、また隠れているのか……いざとなった時動けるようにな。」
??「はいぃ……」


魔王城――、[太字]強者たちが魔王城へ行く、26時間前。[/太字]







[水平線]
暁「チッ、操り魔法が消えやがった……」
同じ頃、東京本部魔法学校にて。
乃伊「ついにってことやな……」
暁と乃伊は、操り魔法が消えたにも関わらず険しい顔をしていた。
そこに、夢羅と帳が来た。
夢羅「準備だけはしておけ」
帳「ついに…か」
夢羅たちも怪訝な顔をし、校庭の方向へ身体を向ける。
乃伊「途轍もない魔力やな……正直、行きたくない」
震えた声でぽつりと言う乃伊。
夢羅「それは私もだよ」
珍しく顔を俯かせて言う夢羅。
重い空気が漂う中、後ろからため息が聞こえてきた。
犬神だ。
犬神「操り魔法が止まった。相手は準備万端ってとこか……」
声が低く、震えている。
やはり犬神も顔が険しい。
皆、何も喋らずに沈黙していたら――。
夢羅「こんなところで立ち尽くしていても何も出来ない。追悼をしたら、各自部屋に行って落ち着いていようよ。こういう時って安静にしとくのが一番じゃん」
夢羅は震えていながらも、頼もしい声で言った。
帳「そうだね。じゃあ、犬神さん。」
帳もコクっと頷く。
他の人も頷く。
そして、帳に言われた犬神は、ぐるりと見渡し足をつく。
犬神「――黙祷。」
犬神は手を合わせ、魔法を唱えた。
夢羅たちも手を合わせ、魔法を唱える。

天国で安らかに眠らせる魔法

生徒たちの遺体がだんだん消えていく。
犬神「仇は必ず討ちますから―。」


[水平線]
それぞれ部屋に戻った頃。
夢羅は椅子に座っていた。
椅子からは空が見える。
星が輝く。だが、空の色によって綺麗とは言えなかった。
夢羅「……必ず勝つよ、ヘート」
夢羅は空をじっと見つめていた。


[水平線]
乃伊「……花弁。うちらはまだ仲直りしてへん。」
乃伊はベッドの上で寝転んでいた。
乃伊「だから、花弁をあんなにした魔王を絶対殺すからさ。あの時止められなかったうちを許して欲しい。」
乃伊はスッと目を閉じる。


[水平線]
帳「薙刀、本当に使いやすいよ。ヘート。」
帳は薙刀を持ち、[漢字]魂[/漢字][ふりがな]ヘート[/ふりがな]に話しかける。
帳「ここまで来たんだ。無念を、悔しさを、晴らしてみせる。」
帳は薙刀を鞘に納める。


[水平線]
暁「母さん、父さん、友里。」
暁は家族写真を手に持っていた。
色褪せているが、破れていたり汚れていない。
手入れの行き届いている写真だ。
暁「ぜってぇ殺して帰るから―――」
暁の眼は殺意が籠もっていた。


[水平線]
その頃、日本とは違い綺羅びやかに輝く太陽の下。
海「あー…実感湧いてこねぇ……つーか、まだ仲直りして無いでしょ、魔法学校と」
夜凪「ね。私なんて帳に色々言っちゃったし」
大介「まぁ、結果で表せばいいんですよ。そういうのが事務所の仕事です」
蒼井「おー、いいこと言うねぇ」
桃花「言うに、行くぜ事務所!ってことね〜」
蒼井「そそ!ぜってぇ勝つ…!」
夜凪「共闘?足引っ張ったらごめん」
大介「……よし。」


[水平線]
九州第四魔法学校では、4人の魔法使いが話していた。
青「ガラッド、最後までよろしく頼む」
ガラッド「なんですかそのフラグを含めた言い方…でも、それもそうですね。必ず勝ちましょう。青。」
八神「お願いします…皆さん……!俺が言う事なんですかねこれ……」
本田「お願いされたら達成しないと意味ないですし、いい感じの鼓舞になりましたよ」
青「そうじゃな。では、我らは帰るぞ。ガラッド、ワープを」
ガラッド「了解です。――御二方、しっかりお休みなさってください。それでは」

八神「じゃあ俺も帰ります。明日、頑張ってください」
本田「はい、ありがとうございます」



3人が帰り、1人残された部屋。
本田「柊真さん。俺は貴方のことをまだ許していない。だから必ず殺してみせる。」
本田は柊真の部屋の前でポツリと呟いていた。




[水平線]


雨音「想いが繋がりましたね。では、私も―――」

雨音「行きましょう、魔王城へ。」





[太字][明朝体][中央寄せ]決戦を前にして、後戻りは出来ない。[/中央寄せ][/明朝体][/太字]











[太字][中央寄せ]魔法学校の強者たち・第三章、完[/中央寄せ][/太字]









終わったぁぁぁぁぁ!!!
三章も一気に通り過ぎましたね!
さていよいよ四章、クライマックスです!
応援の程よろしくお願いします!









[太字][明朝体][中央寄せ]魔王討伐書籍[/中央寄せ][/明朝体][/太字]


何かが限界突破した時、魔王を討ち倒すことが出来る。
我らは今この時、長く続いた戦いを終わらせようとしている。
必ず勝ち、平和な時代にする。
それが、我らの使命である。





[太字][明朝体][右寄せ]1997年 7月9日[/右寄せ][/明朝体][/太字]

作者メッセージ

おわっちまったよー…
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!

2025/07/08 20:46

まかろんぬ ID:≫ 6yTgHEMno8sog
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