魔法学校の強者たち
犬神「あ……あなたは…?そしてテランは何者……?」
ダッ!
犬神「あっ……」
雨音は保健室に向かって駆け出す。
[水平線]
シュウ……
乃伊「なんや…!?肉片が消えた………!?」
乃伊は信じられない光景を前に杖を落としてしまう。
夢羅「魔力探知に反応しない……ということは、本人が死んだってことだよね…」
夢羅は表情を曇らせながら喋る。
帳「ど、どゆこと…?あ、もしかして雨音さんが倒したとか?」
帳も乃伊と同様、薙刀を落とす。
そして暁は―――
暁「テランが死んだのか?なぁ、それって本当なのか!?なぁ…!」
雨音「本当だよ。」
食い気味に話す暁に追い打ちをかけるように、雨音が落ち着いた様子で言う。
暁「じゃっ、じゃあ、雨音さんがテランを…!?」
暁は興奮気味に言う。
雨音「いや、自爆だよ。」
そんな暁の興奮をピシャリと冷静に止める。
それを聞いた暁は、気が抜けたように倒れ込む。
暁「……じゃあもう生きてない、死んでる……」
暁「もう、俺の家族みたいになる人が[太字]減る[/太字]ってことだよな……?」
暁はバッと顔を上げ、雨音さんの方へ土下座をする。
暁「本当に……ありがとうございます………!」
暁の目からポロポロと涙が零れ落ちる。
そんな暁を見て、雨音は微笑む。
だけど。
そんなことはどうでもよかった。
帳だけ。
帳だけが、この僅かな誰も気付くはずもない魔力に。
一人、感知していた。
次回のカギ
帳「魔力が感じる。」
夢羅「何デタラメ言ってるの、帳」
帳「だから、魔力が―――」
乃伊「?何も感じないのやけど?」
雨音「……うーん…」
暁「何言ってんだお前……」
帳「直下だ、この魔法学校の直下に―――」
見つけた。
夢羅「え?」
[太字][中央寄せ][明朝体]魔王城の在処[/明朝体][/中央寄せ][/太字]
ダッ!
犬神「あっ……」
雨音は保健室に向かって駆け出す。
[水平線]
シュウ……
乃伊「なんや…!?肉片が消えた………!?」
乃伊は信じられない光景を前に杖を落としてしまう。
夢羅「魔力探知に反応しない……ということは、本人が死んだってことだよね…」
夢羅は表情を曇らせながら喋る。
帳「ど、どゆこと…?あ、もしかして雨音さんが倒したとか?」
帳も乃伊と同様、薙刀を落とす。
そして暁は―――
暁「テランが死んだのか?なぁ、それって本当なのか!?なぁ…!」
雨音「本当だよ。」
食い気味に話す暁に追い打ちをかけるように、雨音が落ち着いた様子で言う。
暁「じゃっ、じゃあ、雨音さんがテランを…!?」
暁は興奮気味に言う。
雨音「いや、自爆だよ。」
そんな暁の興奮をピシャリと冷静に止める。
それを聞いた暁は、気が抜けたように倒れ込む。
暁「……じゃあもう生きてない、死んでる……」
暁「もう、俺の家族みたいになる人が[太字]減る[/太字]ってことだよな……?」
暁はバッと顔を上げ、雨音さんの方へ土下座をする。
暁「本当に……ありがとうございます………!」
暁の目からポロポロと涙が零れ落ちる。
そんな暁を見て、雨音は微笑む。
だけど。
そんなことはどうでもよかった。
帳だけ。
帳だけが、この僅かな誰も気付くはずもない魔力に。
一人、感知していた。
次回のカギ
帳「魔力が感じる。」
夢羅「何デタラメ言ってるの、帳」
帳「だから、魔力が―――」
乃伊「?何も感じないのやけど?」
雨音「……うーん…」
暁「何言ってんだお前……」
帳「直下だ、この魔法学校の直下に―――」
見つけた。
夢羅「え?」
[太字][中央寄せ][明朝体]魔王城の在処[/明朝体][/中央寄せ][/太字]