魔法学校の強者たち
桃花と蒼井のお陰で、攻撃がしやすくなっている。
だが、魔力の差がありすぎて攻撃が通らない。
さっき現れた“[太字]F[/太字]”と“[太字]S[/太字]”は攻撃が通っている。
その人達の魔力はまだわからない。
攻撃によって起こる砂埃やなにやらで魔力Aメーターが見えない。
でも、攻撃が通っているなら魔力は半端ないだろうな…
クソ、やっぱり魔力差を縮めることしか無い。
どうしたら……
ザシュッ!
桃花「……通った!刃が通った!」
刃が通った!?
…てことはやっぱり魔力差だ。
桃花や蒼井が魔力制限をしているなんてもう分かってる。
一番最初は見抜けなかったけどね。
大体、二人の魔力は[太字]400[/太字]くらい。
狐梨亀屋を超えている。でも、狐梨亀屋がこんなもんとは思えない。
いや、今はこんなこと考えてる場合じゃない。
まずは魔力を上げないと…
カラン……
蒼井「桃花!?」
蒼井が声を上げ、桃花の方へ向かう。
私もハッとして向かうが、行く手を魔法で阻まれる。
夢羅「クソッ、運悪い…」
ドサッ………
蒼井「桃花?桃花!?」
私は倒れたであろう場所に目を向ける。
そこには、胸辺りを赤く染めた桃花の姿が。
私はそれが見られなくて、目を逸らしてしまう。
必死に止血している蒼井に攻撃が迫る。
でも、止血に必死の蒼井はそれに気付かない。
急いで防御壁を出そうとした瞬間、誰かが守った。
乃伊でも無い、FでもSでも無い。
蒼井が頭を上げる。
そして、目を大きく見開いた。
蒼井「!おま…」
??「止血に集中しろ!守るから!!」
友の声――。
私は確信してははっと笑う。
夢羅「ははっ。来れたのかよ。ビビんなくて良かったじゃん。」
乃伊「うちら疲れとんねん。倍で戦ってもろて。帳、暁。」
帰ってきてくれた。帳と暁が。
やっぱり、信じて良かった!
暁「さぁ、やろうか。」
ドォンッ!!
帳「うし、殺す。」
バシュシュシュッ!
凄…なんか前より魔法を使いこなしている気がする。
ザシュ…ドシャッ!
暁「傷与えたよ、帳。」
帳「あいよ」
え!?もう傷与えてるんですけど!?
ならこっちも負けてらんないね…
夢羅「行くぞ乃伊!」
乃伊「ラジャーなり!」
[漢字]ゾルトラーク[/漢字][ふりがな]怪魔を殺す魔法[/ふりがな]
ドンッ!
夢羅「今だ乃伊!攻撃を――、」
ザザザザザザッ
??「見つけた。」
テラン「魔王様はどうした」
??「逃げたよ。多分、今頃魔王城かな。」
トール「ならば戦う意味は無い。では、さような、」
ジャキッ!
誰だ?この人は…
他の学校じゃ無いのは確か。
なら、海外?
エミール「名乗れ」
??「うーん、[太字]事務所[/太字]の名前でいい?」
事務所……!?
でもハワイの人じゃない。
他のところの事務所ってこと?
どういうことだ…
ラート「事務所の名前ですか。まぁ、いいですよ」
??「韓国怪魔事務所だよ。3人しか居ない少人数事務所。でも、見えているように、韓国だけじゃないよ。」
韓国怪魔事務所!?聞いたことも見たこともない…
そう思っているうちにも、その人は淡々と喋る。
??「ここにはドイツも居る。4人居る事務所がね。」
ドイツ?どゆこと…
頭がパンクしそうなほどはてなマークが浮かぶ。
ドイツもってことは事務所なのか?
??「じゃ、ここで始末を――いや、駄目だな。事務所総員防御壁展開」
シャッ。
え?なんで止めた?そしてなんで防御壁を、
ドドドドドドドドッ!!
夢羅「!?まさか…」
キロも離れた場所から魔法探知!?
この事務所、只者じゃない。
私は蒼井の元へ行き、3人分の防御壁を展開する。
テランたちは飛行魔法を使い、そのまま消える。
逃がしたかと思ったが、仲間の安全のために後は追わなかった。
魔法が100メートル…80メートルと魔法が近付く。
??「防御壁の強度を限界まで上げろ!」
はぁ!?3人分だから無理だろ…
私は蒼井たちを後ろに下がらせて、防御壁に魔力を込める。
だが、魔力切れが来てしまった。
クラクラする。倒れそうになる。視界が暗くなる。
もう無理だと思った時、誰かがこちらに走ってきている音がした。
その音を聞いたら、私は敵かもしれないのに地面に突っ伏してしまう。
でも私は敵じゃないと思った。
ここに来るのは、防御壁を使うなら。
あの防御魔法の最強しかいないと。
青さんだ。防御魔法に全てを捧げた青さん。
青「任せるのじゃ!全員、防御魔法解除!」
そうして、魔法はあと5メートルほどになる。
青さんが防御壁に魔力をどんどん込める。
そして、魔法がぶつかる。
ドッ…バキバキッ!ドバババババババババッ!
蒼井「す、凄い…!」
防御壁にヒビが入ってない!
一体、どんな硬さなんだ…
防御壁は魔法を通すことなく、割れることなく防ぎきった。
そんな安心で私は気が遠くなる。
そして、ぶっ倒れた。
だが、魔力の差がありすぎて攻撃が通らない。
さっき現れた“[太字]F[/太字]”と“[太字]S[/太字]”は攻撃が通っている。
その人達の魔力はまだわからない。
攻撃によって起こる砂埃やなにやらで魔力Aメーターが見えない。
でも、攻撃が通っているなら魔力は半端ないだろうな…
クソ、やっぱり魔力差を縮めることしか無い。
どうしたら……
ザシュッ!
桃花「……通った!刃が通った!」
刃が通った!?
…てことはやっぱり魔力差だ。
桃花や蒼井が魔力制限をしているなんてもう分かってる。
一番最初は見抜けなかったけどね。
大体、二人の魔力は[太字]400[/太字]くらい。
狐梨亀屋を超えている。でも、狐梨亀屋がこんなもんとは思えない。
いや、今はこんなこと考えてる場合じゃない。
まずは魔力を上げないと…
カラン……
蒼井「桃花!?」
蒼井が声を上げ、桃花の方へ向かう。
私もハッとして向かうが、行く手を魔法で阻まれる。
夢羅「クソッ、運悪い…」
ドサッ………
蒼井「桃花?桃花!?」
私は倒れたであろう場所に目を向ける。
そこには、胸辺りを赤く染めた桃花の姿が。
私はそれが見られなくて、目を逸らしてしまう。
必死に止血している蒼井に攻撃が迫る。
でも、止血に必死の蒼井はそれに気付かない。
急いで防御壁を出そうとした瞬間、誰かが守った。
乃伊でも無い、FでもSでも無い。
蒼井が頭を上げる。
そして、目を大きく見開いた。
蒼井「!おま…」
??「止血に集中しろ!守るから!!」
友の声――。
私は確信してははっと笑う。
夢羅「ははっ。来れたのかよ。ビビんなくて良かったじゃん。」
乃伊「うちら疲れとんねん。倍で戦ってもろて。帳、暁。」
帰ってきてくれた。帳と暁が。
やっぱり、信じて良かった!
暁「さぁ、やろうか。」
ドォンッ!!
帳「うし、殺す。」
バシュシュシュッ!
凄…なんか前より魔法を使いこなしている気がする。
ザシュ…ドシャッ!
暁「傷与えたよ、帳。」
帳「あいよ」
え!?もう傷与えてるんですけど!?
ならこっちも負けてらんないね…
夢羅「行くぞ乃伊!」
乃伊「ラジャーなり!」
[漢字]ゾルトラーク[/漢字][ふりがな]怪魔を殺す魔法[/ふりがな]
ドンッ!
夢羅「今だ乃伊!攻撃を――、」
ザザザザザザッ
??「見つけた。」
テラン「魔王様はどうした」
??「逃げたよ。多分、今頃魔王城かな。」
トール「ならば戦う意味は無い。では、さような、」
ジャキッ!
誰だ?この人は…
他の学校じゃ無いのは確か。
なら、海外?
エミール「名乗れ」
??「うーん、[太字]事務所[/太字]の名前でいい?」
事務所……!?
でもハワイの人じゃない。
他のところの事務所ってこと?
どういうことだ…
ラート「事務所の名前ですか。まぁ、いいですよ」
??「韓国怪魔事務所だよ。3人しか居ない少人数事務所。でも、見えているように、韓国だけじゃないよ。」
韓国怪魔事務所!?聞いたことも見たこともない…
そう思っているうちにも、その人は淡々と喋る。
??「ここにはドイツも居る。4人居る事務所がね。」
ドイツ?どゆこと…
頭がパンクしそうなほどはてなマークが浮かぶ。
ドイツもってことは事務所なのか?
??「じゃ、ここで始末を――いや、駄目だな。事務所総員防御壁展開」
シャッ。
え?なんで止めた?そしてなんで防御壁を、
ドドドドドドドドッ!!
夢羅「!?まさか…」
キロも離れた場所から魔法探知!?
この事務所、只者じゃない。
私は蒼井の元へ行き、3人分の防御壁を展開する。
テランたちは飛行魔法を使い、そのまま消える。
逃がしたかと思ったが、仲間の安全のために後は追わなかった。
魔法が100メートル…80メートルと魔法が近付く。
??「防御壁の強度を限界まで上げろ!」
はぁ!?3人分だから無理だろ…
私は蒼井たちを後ろに下がらせて、防御壁に魔力を込める。
だが、魔力切れが来てしまった。
クラクラする。倒れそうになる。視界が暗くなる。
もう無理だと思った時、誰かがこちらに走ってきている音がした。
その音を聞いたら、私は敵かもしれないのに地面に突っ伏してしまう。
でも私は敵じゃないと思った。
ここに来るのは、防御壁を使うなら。
あの防御魔法の最強しかいないと。
青さんだ。防御魔法に全てを捧げた青さん。
青「任せるのじゃ!全員、防御魔法解除!」
そうして、魔法はあと5メートルほどになる。
青さんが防御壁に魔力をどんどん込める。
そして、魔法がぶつかる。
ドッ…バキバキッ!ドバババババババババッ!
蒼井「す、凄い…!」
防御壁にヒビが入ってない!
一体、どんな硬さなんだ…
防御壁は魔法を通すことなく、割れることなく防ぎきった。
そんな安心で私は気が遠くなる。
そして、ぶっ倒れた。