テラン「……死ね…」
魔王「応戦か…しかも裏切り者も居るな。」
テラン「チッ……殺す…殺す…！」
だから嫌なんだよ、天賦の才は…！

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自分が周りに超えられるのが、一番嫌だった。
自分の努力を踏みにじられているような気がした。
どれだけ頑張ってもその人に勝てることなんて無いと、思い知らされてから。
生まれつきの才能を嫌った。
そんなやつは全員死んでしまえと思うようになった。
特に魔法使いはその思いが強かった。
それから魔法使いになるのは嫌になった。
なった時は死のうと思った。
だって、自分が嫌っている魔法使いになってしまった。
それでさえ嫌なのに、魔力も多い。
だからラートに言われたように、魔法使いや人間を殺す怪魔になろうと思った。
なってからは快楽だった。
天賦の才を殺していくことが気持ちが良くて仕方なかった。
その人が努力していたなんて関係無かった。
圧倒的な実力で殺して同じ気持ちにさせてやろうと。
テランは魔法使いを最も殺した怪魔だった。

ｳﾜｰｰｰ▂▅▇█▓▒░('ω')░▒▓█▇▅▂ｿｳｾﾞﾂｰ


トール「裏切り者のデュベル。久しぶりですね。」
夢羅「…チッ…」
やっぱり4人の側近は強い。
魔王の攻撃もあって身体が持たない。
頼む暁、帳の記憶を読み取ってくれ……！
ｻﾞｻﾞﾝｯ！！
トール「死にな裏切り者。」
クッソが！もう……！
だから嫌なんだよ、ゴミみてぇな怪魔共は！
乃伊「…あかん、原型残らんでこの攻撃。」
ｼｭﾝｯ…
早い…しかも威力が高い。
でも、なんか軌道を変えてるというか、怪魔が…
ん？これ、怪魔が避けてこっちに送り込んでる？
待て、どういうことだ？
怪魔でも無い、帳でも無いだろう……
てことは、他学校からの応援…？
ちょっと待て。
他学校の応援では無い。
だってこの“[太字]剣[/太字]”、見たことが――
？？「かっとばせ〜、[太字]蒼井[/太字]！」
蒼井？
ってことは…
乃伊「え。なんで天堂桃花が、」
夢羅「なんで木下蒼井が…」
なんでここに居るんだ、ハワイにある事務所に居る、剣つながりの二人が――
桃花「来たよ。とりま、ボコせばいいって訳ね」
蒼井「任せろ！つか、海から行けって言われて来たんだよね。お詫びに行けってさ」
桃花「そう。ま、[漢字]好敵手[/漢字][ふりがな]ライバル[/ふりがな]同士頑張ろうよ。」
蒼井「お、燃えてくるね。じゃ…」
ｼｬｷﾝ…
[太字]蒼井「狩りと行こうか。怪魔さん。」[/太字]