魔法学校の強者たち
テラン「やり過ぎですよ…魔王様……」
はぁっと言いながら話すテランをじっと見つめていた。
知らないはずなのに、何故か記憶に残っているような――
テラン「それより、話し合いの場はありますか?そちらで話をしたいのですが。」
月見「話し合い?なぜ怪魔と話をしなければならない?
教頭先生が杖を構える。
そして、魔力をぐぐっと込めながら放つ。
犬神「教頭!」
ダンッ!
犬神様が止める前に、テランは飛んで避けていた。
飛んだ反動で砂埃が舞い、私達は砂まみれ。
砂埃がだんだんと消えていき、何かの影が見える。
テラン「大丈夫です、杖を構えないでください。俺は戦うつもりなんてありませんよ。」
テランの目には殺意が籠もっていない。
私達は疑いをかけながら、校長室へ移動した。
[水平線]
犬神「それで話というのは?」
テラン「うーん、具体的な話は無いのですがね。」
暁「じゃあなんで来たんだよ?話が無いなら来なくてもいいじゃん」
テラン「魔王様から視察をしてこいと言われたのでね。視察も兼ねてと。」
え、言っていいことなの、それ。
テラン「はは、言っていいことなのみたいな顔してますけど、魔王様は言っていいと仰っていましたので。」
マジか……
テラン「ところで皆様、死にたいと思ったことはありますか?」
え、なんなの急に。
もしかしてこいつカウンセラー系怪魔?
いやいやいやいや、今は質問に答えねば。
夢羅「死にたいと思ったこと…あるな。」
いやいやいやいや、こんなこと言っていいのか。
暁「…ある」
いやいやいやいや!言っていいのかそれ!
テラン「それでは、その時の記憶はありますか?」
記憶?記憶―――
ズキッ…
痛っ…!
暁「……いっ…てぇ…!」
ドサッ…
夢羅「暁!…うっ…!お前……!」
痛い、痛い…!
頭が割れるくらい痛い……!
なにこれ、魔法――!?
ドサッ
テラン「魔法使い達の最悪な記憶を思い出させ、その後天国へ行く。実に幸せな魔法だと思わないか?エミール。」
エミール「私達にとっては幸せだな。テラン。」
テラン「…しかし、思ったより早く終わるもんなんだな。やはり天賦の才を持ってるやつは未熟。」
エミール「……そうだね。」
テラン「じゃあ、他のところも潰しますか。」
はぁっと言いながら話すテランをじっと見つめていた。
知らないはずなのに、何故か記憶に残っているような――
テラン「それより、話し合いの場はありますか?そちらで話をしたいのですが。」
月見「話し合い?なぜ怪魔と話をしなければならない?
教頭先生が杖を構える。
そして、魔力をぐぐっと込めながら放つ。
犬神「教頭!」
ダンッ!
犬神様が止める前に、テランは飛んで避けていた。
飛んだ反動で砂埃が舞い、私達は砂まみれ。
砂埃がだんだんと消えていき、何かの影が見える。
テラン「大丈夫です、杖を構えないでください。俺は戦うつもりなんてありませんよ。」
テランの目には殺意が籠もっていない。
私達は疑いをかけながら、校長室へ移動した。
[水平線]
犬神「それで話というのは?」
テラン「うーん、具体的な話は無いのですがね。」
暁「じゃあなんで来たんだよ?話が無いなら来なくてもいいじゃん」
テラン「魔王様から視察をしてこいと言われたのでね。視察も兼ねてと。」
え、言っていいことなの、それ。
テラン「はは、言っていいことなのみたいな顔してますけど、魔王様は言っていいと仰っていましたので。」
マジか……
テラン「ところで皆様、死にたいと思ったことはありますか?」
え、なんなの急に。
もしかしてこいつカウンセラー系怪魔?
いやいやいやいや、今は質問に答えねば。
夢羅「死にたいと思ったこと…あるな。」
いやいやいやいや、こんなこと言っていいのか。
暁「…ある」
いやいやいやいや!言っていいのかそれ!
テラン「それでは、その時の記憶はありますか?」
記憶?記憶―――
ズキッ…
痛っ…!
暁「……いっ…てぇ…!」
ドサッ…
夢羅「暁!…うっ…!お前……!」
痛い、痛い…!
頭が割れるくらい痛い……!
なにこれ、魔法――!?
ドサッ
テラン「魔法使い達の最悪な記憶を思い出させ、その後天国へ行く。実に幸せな魔法だと思わないか?エミール。」
エミール「私達にとっては幸せだな。テラン。」
テラン「…しかし、思ったより早く終わるもんなんだな。やはり天賦の才を持ってるやつは未熟。」
エミール「……そうだね。」
テラン「じゃあ、他のところも潰しますか。」