魔法学校の強者たち
帳「お前…なんで……」
僕は目にした光景を信じることができなかった。
[太字]敵がなんで僕ら敵を守ったんだ?[/太字]
こいつ、最初めっっっっちゃ辛辣だったし、僕に向けた目めっっっっちゃ怖かったし。
どうしてと理由を聞く前に、夜凪が口を開いた。
夜凪「なんでかって、見ていて心が痛むからだよ。ボロボロになりながら戦っている味方、見たくないでしょ。」
は?
[漢字]夜凪[/漢字][ふりがな]こいつ[/ふりがな]が心を痛める?は?
僕は頭にポンッとハテナマークが浮かぶ。
いやいや、ここまで来てこんなことする?
しかもさ、暁の攻撃で今はダウンしているんじゃ…
そう思い、暁の方へ目を向けると……。
ため息をし、頭を抱える暁の姿が。
ま、そうだよな…と、思っていると、暁がため息混じりにこう言った。
暁「俺がせっっっっっっっっっかく攻撃を軽くしてあげたのにさぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
………え?
そう思っている間にも、暁は叫んでいる。
暁「味方の戦いを見せてぇ…あげよう…ってぇ…!」
いやお前何様だよ。つーか手加減してたのかよ!!
僕らが冷めた目で暁を見ていると、海がこちらに走ってきた。
海「夜凪、なんでこんなことをする?」
夜凪「お前が押されていたからだよ。わかっていたことだ。」
海が押されていた…!?
犬神さんが押されているように見えたんだけど…
って犬神さんは!?
誰よりも先に口を開いたのは夢羅だった。
夢羅「いっ、犬神様!」
夢羅が犬神さんに駆け寄る。
犬神「……私は…大丈夫…だ……。」
乃伊「見るからに大丈夫そうやないけど…」
僕も犬神さんのところに駆け寄る。
身体中傷だらけで、魔力も少なくなっている。
だけど幸い、息はしている。
そこへ、海もやってきた。
海「……そうだな、こいつの本気に俺は押されていた。……それに、負けることは確実だった…。終わろう、この戦いを。」
蒼・桃・大「……は?」
急に戦いが終わり、僕ら含め敵もhuh?状態。
それに対して、犬神さんがこう言った。
犬神「正直、私の方が押されていた。死ぬかと思った。…いや本当に。」
海はそれを聞いてほっと息をつく。
海「そうか………あ、そうだ。ようやっと本題に入れますね。では、聖書のある部屋にご案内します。どうぞ。」
判断と行動が早すぎる…
こんなので納得出来るのかよ、あいつらは……
しかもなんで?
普通になんで?
あの[漢字]射撃手[/漢字][ふりがな]スナイパー[/ふりがな]の鶴の一声で終わったぞ…?
いや、どゆこと?はぁ!?
夢・帳・乃・暁「“私うち僕俺”があ戦ったの、なんだったんだよ!?」
[水平線]
一方その頃、真夜中の東京本部魔法学校にて。
??「ハワイの戦いが終わったみたいだね。海は学校を勝たせたのか。ねぇ、どう思う?」
??「どうも思わない。どうでもいいことだ。」
??「そう。……じゃあね、魔法学校。私は[太字]F[/太字]についていく。」
僕は目にした光景を信じることができなかった。
[太字]敵がなんで僕ら敵を守ったんだ?[/太字]
こいつ、最初めっっっっちゃ辛辣だったし、僕に向けた目めっっっっちゃ怖かったし。
どうしてと理由を聞く前に、夜凪が口を開いた。
夜凪「なんでかって、見ていて心が痛むからだよ。ボロボロになりながら戦っている味方、見たくないでしょ。」
は?
[漢字]夜凪[/漢字][ふりがな]こいつ[/ふりがな]が心を痛める?は?
僕は頭にポンッとハテナマークが浮かぶ。
いやいや、ここまで来てこんなことする?
しかもさ、暁の攻撃で今はダウンしているんじゃ…
そう思い、暁の方へ目を向けると……。
ため息をし、頭を抱える暁の姿が。
ま、そうだよな…と、思っていると、暁がため息混じりにこう言った。
暁「俺がせっっっっっっっっっかく攻撃を軽くしてあげたのにさぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
………え?
そう思っている間にも、暁は叫んでいる。
暁「味方の戦いを見せてぇ…あげよう…ってぇ…!」
いやお前何様だよ。つーか手加減してたのかよ!!
僕らが冷めた目で暁を見ていると、海がこちらに走ってきた。
海「夜凪、なんでこんなことをする?」
夜凪「お前が押されていたからだよ。わかっていたことだ。」
海が押されていた…!?
犬神さんが押されているように見えたんだけど…
って犬神さんは!?
誰よりも先に口を開いたのは夢羅だった。
夢羅「いっ、犬神様!」
夢羅が犬神さんに駆け寄る。
犬神「……私は…大丈夫…だ……。」
乃伊「見るからに大丈夫そうやないけど…」
僕も犬神さんのところに駆け寄る。
身体中傷だらけで、魔力も少なくなっている。
だけど幸い、息はしている。
そこへ、海もやってきた。
海「……そうだな、こいつの本気に俺は押されていた。……それに、負けることは確実だった…。終わろう、この戦いを。」
蒼・桃・大「……は?」
急に戦いが終わり、僕ら含め敵もhuh?状態。
それに対して、犬神さんがこう言った。
犬神「正直、私の方が押されていた。死ぬかと思った。…いや本当に。」
海はそれを聞いてほっと息をつく。
海「そうか………あ、そうだ。ようやっと本題に入れますね。では、聖書のある部屋にご案内します。どうぞ。」
判断と行動が早すぎる…
こんなので納得出来るのかよ、あいつらは……
しかもなんで?
普通になんで?
あの[漢字]射撃手[/漢字][ふりがな]スナイパー[/ふりがな]の鶴の一声で終わったぞ…?
いや、どゆこと?はぁ!?
夢・帳・乃・暁「“私うち僕俺”があ戦ったの、なんだったんだよ!?」
[水平線]
一方その頃、真夜中の東京本部魔法学校にて。
??「ハワイの戦いが終わったみたいだね。海は学校を勝たせたのか。ねぇ、どう思う?」
??「どうも思わない。どうでもいいことだ。」
??「そう。……じゃあね、魔法学校。私は[太字]F[/太字]についていく。」