魔法学校の強者たち
帳「くっ…そ、ライフルだけならまだしも、刀が厄介…」
このままじゃ押し負ける…
それに、この[漢字]射撃手[/漢字][ふりがな]スナイパー[/ふりがな]、僕の行動を読んでる………?
対処しずらい……捌いても捌いても止まらない。
なんなら、弾丸の数が増えているまである。
夜凪「随分イキった割に、そんなもんなんだね」
帳「うっせぇ、喋ってたら舌噛むぞ」
夜凪「私はそんな事ないと思うけど。」
クッソ……駄目だ、こっちの行動を一瞬でも読まれたら終わる……!
読み返せ!相手が読んでそう思い込んだあとにまた違う行動をすれば…!
行ける、見つけたぞ、突破口!
桜花爛漫・狂い咲き!
からの───、
百花繚乱・螺旋斬!
花道が出来る。
そのまま僕は駆け抜ける。
行け!読め!
あいつが移動する瞬間を!
夜凪「まだお前は届かない」
その瞬間、花道が崩れ、夜凪が視界から消える。
こうなる事は分かってる!
疾風雷神・十連斬!
夜凪「!?やば、読まれた」
夜凪の前髪の隙間から、微かに目が見える。
その目は、何かを探しているようで。
でも、僕はその目に気付かなかった。
目の前がスローモーションのように遅く感じる。
それは、こいつの事を初めて読んだからだと思う。
初めて感じるこの感覚は、頭から足先まで伝う。
夜凪のライフル構える音がやけに大きく響く。
──────────────はっきり言って、トリガーが引かれた時と、僕が刀で切ろうとしたのはほぼ同じだった。
ほんの一瞬だけで、先手を取られた。
バンッ!
刀が飛んでいく。
でも僕は、こうなる事は最初から分かっていた。
待ち望んだ光景が、目の前に広がる。
帳「待ってた…この瞬間を……!」
僕は刀を大剣に変える。
大剣複製・衝撃波!
衝撃波で、何から何まで吹っ飛ぶ。
だが、夜凪は魔力探知外に瞬間移動していた。
どこに居るか分からない。必死に探しても見つからない。
見つけたと思っても居ない。急に消える。
夜凪「終わりです」
夜凪は背後に居る。
逃げようとしても、身体が動かない。
夜凪は拳銃を首元に当てる。
ライフルだけじゃなくて、拳銃も使えるのか。
そう関心している暇なんて無い。
さっきよりも、ずっと遅く感じる。
死ぬ………………のか?
こんな簡単に?すぐに?
人間はこんな簡単に死ぬの?
??「[斜体]私は……ここから飛び降りるつもりだったんです…………[/斜体]
帳「!?」
記憶がフラッシュバックする。何者かも分からない記憶が。
もしかしてこれが走馬灯ってやつ?
??「[斜体]怪魔王を倒すまで、何がなんでも死なないでください…………約束です…[/斜体]」
何かが脳裏にまとわりつく。離れない。焦げ付いて落ちない。
トリガーが引かれる。
終わりだ。きっと─────、
……!?なんで!?
魔力Aが自分で操作してないのに解放しそうになってる!?
それに、時間が止まって……
魔力Aがどんどん上がる。20…30…40…と止まらない。
帳「なんで時間は止まってるのに魔力Aは止まんないの!?」
そんなことを言っている時にも、魔力Aは止まりそうに無い。
どんどん魔力が強まる。
息が荒くなる。
苦しい。辛い。首が締められている感じがする。
早く止まって。お願い、早く止まって………………!
カチッ……
止まった。止まったけど、魔力Aが87になっている。
戻して……!?
そして、そこで時間停止が解除される。
目を瞑りながら悟る。けど。
………………撃たれてない!?
なんで?と思ったけど理解した。
魔力量だ。夜凪は30なのに対して、僕は87。
でもあいつ、30Aであれとかバケモンかよ…!?
やっぱり夜凪も制限してんのか!?
夜凪の口元がふっと笑う。
夜凪「ついに本性現した?侍。」
帳「これは強制的になっただけだよ」
夜凪「……そうか、侍。」
帳「[漢字]射撃手[/漢字][ふりがな]スナイパー[/ふりがな]、どっちが名を残せるか、勝負な。」
夜凪「えー……今、そういう時代じゃないけど?侍。でもまぁ………………面白くなってきた。かかってきな、侍。」
帳「受けて立つ。凄腕[漢字]射撃手[/漢字][ふりがな]スナイパー[/ふりがな]さん」
このままじゃ押し負ける…
それに、この[漢字]射撃手[/漢字][ふりがな]スナイパー[/ふりがな]、僕の行動を読んでる………?
対処しずらい……捌いても捌いても止まらない。
なんなら、弾丸の数が増えているまである。
夜凪「随分イキった割に、そんなもんなんだね」
帳「うっせぇ、喋ってたら舌噛むぞ」
夜凪「私はそんな事ないと思うけど。」
クッソ……駄目だ、こっちの行動を一瞬でも読まれたら終わる……!
読み返せ!相手が読んでそう思い込んだあとにまた違う行動をすれば…!
行ける、見つけたぞ、突破口!
桜花爛漫・狂い咲き!
からの───、
百花繚乱・螺旋斬!
花道が出来る。
そのまま僕は駆け抜ける。
行け!読め!
あいつが移動する瞬間を!
夜凪「まだお前は届かない」
その瞬間、花道が崩れ、夜凪が視界から消える。
こうなる事は分かってる!
疾風雷神・十連斬!
夜凪「!?やば、読まれた」
夜凪の前髪の隙間から、微かに目が見える。
その目は、何かを探しているようで。
でも、僕はその目に気付かなかった。
目の前がスローモーションのように遅く感じる。
それは、こいつの事を初めて読んだからだと思う。
初めて感じるこの感覚は、頭から足先まで伝う。
夜凪のライフル構える音がやけに大きく響く。
──────────────はっきり言って、トリガーが引かれた時と、僕が刀で切ろうとしたのはほぼ同じだった。
ほんの一瞬だけで、先手を取られた。
バンッ!
刀が飛んでいく。
でも僕は、こうなる事は最初から分かっていた。
待ち望んだ光景が、目の前に広がる。
帳「待ってた…この瞬間を……!」
僕は刀を大剣に変える。
大剣複製・衝撃波!
衝撃波で、何から何まで吹っ飛ぶ。
だが、夜凪は魔力探知外に瞬間移動していた。
どこに居るか分からない。必死に探しても見つからない。
見つけたと思っても居ない。急に消える。
夜凪「終わりです」
夜凪は背後に居る。
逃げようとしても、身体が動かない。
夜凪は拳銃を首元に当てる。
ライフルだけじゃなくて、拳銃も使えるのか。
そう関心している暇なんて無い。
さっきよりも、ずっと遅く感じる。
死ぬ………………のか?
こんな簡単に?すぐに?
人間はこんな簡単に死ぬの?
??「[斜体]私は……ここから飛び降りるつもりだったんです…………[/斜体]
帳「!?」
記憶がフラッシュバックする。何者かも分からない記憶が。
もしかしてこれが走馬灯ってやつ?
??「[斜体]怪魔王を倒すまで、何がなんでも死なないでください…………約束です…[/斜体]」
何かが脳裏にまとわりつく。離れない。焦げ付いて落ちない。
トリガーが引かれる。
終わりだ。きっと─────、
……!?なんで!?
魔力Aが自分で操作してないのに解放しそうになってる!?
それに、時間が止まって……
魔力Aがどんどん上がる。20…30…40…と止まらない。
帳「なんで時間は止まってるのに魔力Aは止まんないの!?」
そんなことを言っている時にも、魔力Aは止まりそうに無い。
どんどん魔力が強まる。
息が荒くなる。
苦しい。辛い。首が締められている感じがする。
早く止まって。お願い、早く止まって………………!
カチッ……
止まった。止まったけど、魔力Aが87になっている。
戻して……!?
そして、そこで時間停止が解除される。
目を瞑りながら悟る。けど。
………………撃たれてない!?
なんで?と思ったけど理解した。
魔力量だ。夜凪は30なのに対して、僕は87。
でもあいつ、30Aであれとかバケモンかよ…!?
やっぱり夜凪も制限してんのか!?
夜凪の口元がふっと笑う。
夜凪「ついに本性現した?侍。」
帳「これは強制的になっただけだよ」
夜凪「……そうか、侍。」
帳「[漢字]射撃手[/漢字][ふりがな]スナイパー[/ふりがな]、どっちが名を残せるか、勝負な。」
夜凪「えー……今、そういう時代じゃないけど?侍。でもまぁ………………面白くなってきた。かかってきな、侍。」
帳「受けて立つ。凄腕[漢字]射撃手[/漢字][ふりがな]スナイパー[/ふりがな]さん」