魔法学校の強者たち
乃伊「夢羅!お疲れ様!帳の方、行けなかったからどうなることかと思ってたけど、教頭先生が対処してくれたらしい!あと、魔法も使えたらしいで。なぁ、夢羅。魔法を引き渡す…みたいな魔法、どんな魔法なん?名前だけでも教えてくれや。…今の状態で言うことやないけど。」
夢羅「帳の方も大丈夫だったか。暁も教頭先生が救助したから大丈夫かな。ちなみに魔法は[太字][漢字]フィーアヴェリア[/漢字][ふりがな]魔法を譲渡する魔法[/ふりがな][/太字]。」
乃伊「なるほど…ありがと、夢羅、ゆっくり休んでな」
私はそのまま、眠りに沈んでく。
何故かって…疲れたから。
·̩͙꒰ঌ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ໒꒱·̩͙
??「魔王様!その傷…!?」
魔王「心配するな。このくらい擦り傷だ」
??「ですが、本当に大丈夫なのですか?応急処置だけはしておいた方が…」
魔王「そんなに心配するならしてくれ。このまま後遺症になったら大変かもしれんしな」
??「有り難きお言葉。」
??「処置が終わりました、魔王様。どうでしょうか?」
魔王「少し動き易くなったな。礼を言う」
??「では、僕は先程来た連中について調べて来ます。情報が見つかり次第、御報告します」
魔王「よろしく頼む」
??「おー、おかえり。魔王お世話どうだった?」
??「応急処置だけでしたよ」
??「そーか。おつかれさまー。で、脱出計画どーする?」
??「このまま脱出したって、人間界を巡回している怪魔にバレたらおしまいですよ。巡回に来たって言い訳しても、名簿のような物でバレてしまいます」
??「えー…てことは、人間になるしか無くない?」
??「えぇ、そうですね。書庫で人間になる方法など、そこら辺を調べてみたんですが強い意志が無いと出来ないとの事。それに、一度人間界に出て人間の事を完全に知ってからじゃないとなれないそうです」
??「へー……なら、人間界に行こう!俺らは人間になるべきだ!」
??「え!?馬鹿なんですか!?バレたらおしまいなんですよ!?」
??「もー!それは知ってるっつーの!だからギャンブルするしかないっての!」
??「ほんとにやるんですか!?人間になろうとして、二人で行った怪魔が居るんです!そのうち一人は人間になれましたが、もう一人はバレて死んでしまった…。書庫にはそのような情報が沢山ありました。だとしたら僕たちもそうなってしまうかもなんですよ!?」
??「それでも俺たちは行く!!もし一人が助かって一人が犠牲になるなら、お前を生かしてやる!」
??「…え?」
??「お前の方が希望あんだろ。てか心配すんな!俺がこんなんで死ぬはずないだろ?」
??「うん、そうですね。もし死んだら、僕が魔王を殺します。そしてあんたを一生恨みますから」
??「あぁ、恨んでみろ。」
·̩͙꒰ঌ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ໒꒱·̩͙
夢羅「……っ!?なんなんだ今の夢…!?」
私は飛び起きた。奇妙な夢を見たからだ。
だが、その夢は何故か既視感があって……
私はその夢を思い出さないようにした。
とりあえず電気を付け、スマホを見ると、朝の5時。ビュッフェに行くのにはちょうどいい時間だな、と思い着替えようとした、その時、
ずるっ……ひたっ…ぽたぽたっ…………
何かが落ちている音がした。水滴?
私は音のする方へ目を向けた。
そこには、黒い水溜まりが出来ている。
夢羅「黒?普通は透明とかじゃ、」
ズバンッ!!!
怪魔!?
私は咄嗟に防御壁を展開し、攻撃から逃れる。
攻撃は絶え間なく放たれる。隙がない。
しかも攻撃が続いているせいで怪魔の顔が見えない。
くそっ、キリが無い!
これで終わってくれ!
[漢字]ゾルトラーク[/漢字][ふりがな]人を殺す魔法[/ふりがな]
……シュゥゥゥ……
…消えた。ゾルトラークで対処出来たか。
というか、あの怪魔なんなんだ?
絶え間ない攻撃…あまり見かけないな。
夢羅「あ!?」
ビュッフェ間に合わないじゃん!
[水平線]
柊真「てことは、青は操られてるって解釈でOK?」
ガラッド「はい、証拠などは無いですが」
犬神「じゃあゲームみたいな編成を考えよう。神殿は1人ずつ行ってもらうから心配しないでね」
柊真「りょーかーい。じゃ、これは魔王のパーティーて訳ね。まずは魔力Aが大きい人をアタッカーにしよー。回復系使える人居る?居たらその人を前線とかの回復に回したい」
ガラッド「私なら回復魔法を使えますよ。基礎ですが」
柊真「おっ、ありがたい〜。ちょっと見せてもらっていい?」
柊真はそう言うと、腰辺りに自分で傷を付けた。
柊真「これ回復出来そう?防御壁が壊れてかすった時用に」
ガラッド「出来ますよ。ただ、胸や腹などは回復が難しいです」
ガラッドは柊真に回復魔法をかけた。だが、柊真は何故か驚いている。
柊真「これ、一定時間攻撃が通らなくなってる!?基礎じゃねぇじゃーん!?」
ガラッド「独学ですよ。基礎回復魔法からアイデアを広げていっただけです」
犬神「まさかこんな芸当が出来る人が居たとはな…前線の回復を頼む」
ガラッド「了解しました」
柊真「とりあえず、アタッカーは決まったな。サポーターは俺、花弁、暁、青でいいか?」
ガラッド「待ってください、青は前線の援護がいいかと」
柊真「なんでだ?」
ガラッド「青は、どんな攻撃でも壊れない、最強の防御壁を持っていますので」
柊真「魔王の攻撃でも…か?」
ガラッド「はい。青は生涯をかけて壊れない壁を創った。それに、青は瞬時に相手の魔法を解析し、それに対応出来る壁を一瞬で展開する事が出来る。相手の魔法を吸収したり、吸収して倍の強さで返したり…青は戦いを好まない。だから防御に全てを注いだ」
犬神「じゃ、防御は青に任せよう。だが、早く操り魔法を解かないと、魔王討伐にも時間が掛かる」
ガラッド「分かっております。」
柊真「で、俺らが戦ってる間、誰が操られている人をせき止めるんだ?」
犬神「確かに、魔王と戦っていると言えど、操り魔法は止まらないし…」
ガラッド「夢羅様が解析をしていましたよ。魔力から分かりました。解析が終われば、その魔法を私たちでも使いこなせるようになると思われます」
柊真「なら話は早いねー。じゃあ、とりあえずこれで行こう」
夢羅「帳の方も大丈夫だったか。暁も教頭先生が救助したから大丈夫かな。ちなみに魔法は[太字][漢字]フィーアヴェリア[/漢字][ふりがな]魔法を譲渡する魔法[/ふりがな][/太字]。」
乃伊「なるほど…ありがと、夢羅、ゆっくり休んでな」
私はそのまま、眠りに沈んでく。
何故かって…疲れたから。
·̩͙꒰ঌ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ໒꒱·̩͙
??「魔王様!その傷…!?」
魔王「心配するな。このくらい擦り傷だ」
??「ですが、本当に大丈夫なのですか?応急処置だけはしておいた方が…」
魔王「そんなに心配するならしてくれ。このまま後遺症になったら大変かもしれんしな」
??「有り難きお言葉。」
??「処置が終わりました、魔王様。どうでしょうか?」
魔王「少し動き易くなったな。礼を言う」
??「では、僕は先程来た連中について調べて来ます。情報が見つかり次第、御報告します」
魔王「よろしく頼む」
??「おー、おかえり。魔王お世話どうだった?」
??「応急処置だけでしたよ」
??「そーか。おつかれさまー。で、脱出計画どーする?」
??「このまま脱出したって、人間界を巡回している怪魔にバレたらおしまいですよ。巡回に来たって言い訳しても、名簿のような物でバレてしまいます」
??「えー…てことは、人間になるしか無くない?」
??「えぇ、そうですね。書庫で人間になる方法など、そこら辺を調べてみたんですが強い意志が無いと出来ないとの事。それに、一度人間界に出て人間の事を完全に知ってからじゃないとなれないそうです」
??「へー……なら、人間界に行こう!俺らは人間になるべきだ!」
??「え!?馬鹿なんですか!?バレたらおしまいなんですよ!?」
??「もー!それは知ってるっつーの!だからギャンブルするしかないっての!」
??「ほんとにやるんですか!?人間になろうとして、二人で行った怪魔が居るんです!そのうち一人は人間になれましたが、もう一人はバレて死んでしまった…。書庫にはそのような情報が沢山ありました。だとしたら僕たちもそうなってしまうかもなんですよ!?」
??「それでも俺たちは行く!!もし一人が助かって一人が犠牲になるなら、お前を生かしてやる!」
??「…え?」
??「お前の方が希望あんだろ。てか心配すんな!俺がこんなんで死ぬはずないだろ?」
??「うん、そうですね。もし死んだら、僕が魔王を殺します。そしてあんたを一生恨みますから」
??「あぁ、恨んでみろ。」
·̩͙꒰ঌ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ໒꒱·̩͙
夢羅「……っ!?なんなんだ今の夢…!?」
私は飛び起きた。奇妙な夢を見たからだ。
だが、その夢は何故か既視感があって……
私はその夢を思い出さないようにした。
とりあえず電気を付け、スマホを見ると、朝の5時。ビュッフェに行くのにはちょうどいい時間だな、と思い着替えようとした、その時、
ずるっ……ひたっ…ぽたぽたっ…………
何かが落ちている音がした。水滴?
私は音のする方へ目を向けた。
そこには、黒い水溜まりが出来ている。
夢羅「黒?普通は透明とかじゃ、」
ズバンッ!!!
怪魔!?
私は咄嗟に防御壁を展開し、攻撃から逃れる。
攻撃は絶え間なく放たれる。隙がない。
しかも攻撃が続いているせいで怪魔の顔が見えない。
くそっ、キリが無い!
これで終わってくれ!
[漢字]ゾルトラーク[/漢字][ふりがな]人を殺す魔法[/ふりがな]
……シュゥゥゥ……
…消えた。ゾルトラークで対処出来たか。
というか、あの怪魔なんなんだ?
絶え間ない攻撃…あまり見かけないな。
夢羅「あ!?」
ビュッフェ間に合わないじゃん!
[水平線]
柊真「てことは、青は操られてるって解釈でOK?」
ガラッド「はい、証拠などは無いですが」
犬神「じゃあゲームみたいな編成を考えよう。神殿は1人ずつ行ってもらうから心配しないでね」
柊真「りょーかーい。じゃ、これは魔王のパーティーて訳ね。まずは魔力Aが大きい人をアタッカーにしよー。回復系使える人居る?居たらその人を前線とかの回復に回したい」
ガラッド「私なら回復魔法を使えますよ。基礎ですが」
柊真「おっ、ありがたい〜。ちょっと見せてもらっていい?」
柊真はそう言うと、腰辺りに自分で傷を付けた。
柊真「これ回復出来そう?防御壁が壊れてかすった時用に」
ガラッド「出来ますよ。ただ、胸や腹などは回復が難しいです」
ガラッドは柊真に回復魔法をかけた。だが、柊真は何故か驚いている。
柊真「これ、一定時間攻撃が通らなくなってる!?基礎じゃねぇじゃーん!?」
ガラッド「独学ですよ。基礎回復魔法からアイデアを広げていっただけです」
犬神「まさかこんな芸当が出来る人が居たとはな…前線の回復を頼む」
ガラッド「了解しました」
柊真「とりあえず、アタッカーは決まったな。サポーターは俺、花弁、暁、青でいいか?」
ガラッド「待ってください、青は前線の援護がいいかと」
柊真「なんでだ?」
ガラッド「青は、どんな攻撃でも壊れない、最強の防御壁を持っていますので」
柊真「魔王の攻撃でも…か?」
ガラッド「はい。青は生涯をかけて壊れない壁を創った。それに、青は瞬時に相手の魔法を解析し、それに対応出来る壁を一瞬で展開する事が出来る。相手の魔法を吸収したり、吸収して倍の強さで返したり…青は戦いを好まない。だから防御に全てを注いだ」
犬神「じゃ、防御は青に任せよう。だが、早く操り魔法を解かないと、魔王討伐にも時間が掛かる」
ガラッド「分かっております。」
柊真「で、俺らが戦ってる間、誰が操られている人をせき止めるんだ?」
犬神「確かに、魔王と戦っていると言えど、操り魔法は止まらないし…」
ガラッド「夢羅様が解析をしていましたよ。魔力から分かりました。解析が終われば、その魔法を私たちでも使いこなせるようになると思われます」
柊真「なら話は早いねー。じゃあ、とりあえずこれで行こう」