二次創作
たとえば君が死んだとして。【2j3j】
俺の言葉に固まって目を泳がせると
翡翠色の瞳に閉じ込められた瞳孔を小さくした。
彼女は分かりやすい、から
嘘つかれるんだな、とすぐに分かった。
『...ただの先輩』
葛葉「しらばっくれられちゃ困るんですケド」
この質問に関してはそもそもダメ元で聞いてるから
ここで教えてくれなくてもいい。
そんで今は言わないけど、でも。
葛葉( ....その顔嫌いっつったじゃん )
しばらく見つめ合う時間が続いて
先に折れたのは●●サンだった。
『じゃ、じゃあ私寝てくるね!おやすみ葛葉さん!』
俺の返事も待たずに防音室から
落ち着きのない足取りでいそいそと出ていく。
扉が閉まるまでそんな姿をじっと眺めて
閉まってからようやく返事をした。
葛葉「...バカじゃねえの、アイツ」
その上擦った声と異様なハイテンション、
それから冷静さを欠いたはぐらかし方。
大前提にまず、なんで俺の前に姿を現した?
あくまで憶測でしかないけれど
もしかすると死んだ理由には
俺も含まれている可能性がある。
そう思うだけで少し、心臓が痛くなった。
・・・
____________________
葛葉先輩
死ぬので遺書を書いてみました。
葛葉さん寂しがりだから、幽霊になってでも
顔くらいなら見せてあげる予定です。
あと、迷惑かけてごめんなさい。
いつもありがとうございました。
汐宮●●.
____________________
葛葉「...は?これだけ?」
●●サンが寝静まったのを確認して
遺書を読んだあとの言葉。
あまりに漠然と、さっぱりした遺書で
せいぜい少しの敬意が見えるだけ。
基本的には生意気なアイツのままだった。
葛葉「●●サンの身に、何があった?」
何も手がかりが掴めなかった。
けどまた明日、また明日だ。
叶とかもちさんとか、同期の麗宮サン。
色んな人に聞いて回ろう。
でもなんで俺に何も教えてくれない?
死んでから一番に俺のところに来たはずで
それはきっと信用してくれてるからで。
...それとも他に、一番がいた?
翡翠色の瞳に閉じ込められた瞳孔を小さくした。
彼女は分かりやすい、から
嘘つかれるんだな、とすぐに分かった。
『...ただの先輩』
葛葉「しらばっくれられちゃ困るんですケド」
この質問に関してはそもそもダメ元で聞いてるから
ここで教えてくれなくてもいい。
そんで今は言わないけど、でも。
葛葉( ....その顔嫌いっつったじゃん )
しばらく見つめ合う時間が続いて
先に折れたのは●●サンだった。
『じゃ、じゃあ私寝てくるね!おやすみ葛葉さん!』
俺の返事も待たずに防音室から
落ち着きのない足取りでいそいそと出ていく。
扉が閉まるまでそんな姿をじっと眺めて
閉まってからようやく返事をした。
葛葉「...バカじゃねえの、アイツ」
その上擦った声と異様なハイテンション、
それから冷静さを欠いたはぐらかし方。
大前提にまず、なんで俺の前に姿を現した?
あくまで憶測でしかないけれど
もしかすると死んだ理由には
俺も含まれている可能性がある。
そう思うだけで少し、心臓が痛くなった。
・・・
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葛葉先輩
死ぬので遺書を書いてみました。
葛葉さん寂しがりだから、幽霊になってでも
顔くらいなら見せてあげる予定です。
あと、迷惑かけてごめんなさい。
いつもありがとうございました。
汐宮●●.
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葛葉「...は?これだけ?」
●●サンが寝静まったのを確認して
遺書を読んだあとの言葉。
あまりに漠然と、さっぱりした遺書で
せいぜい少しの敬意が見えるだけ。
基本的には生意気なアイツのままだった。
葛葉「●●サンの身に、何があった?」
何も手がかりが掴めなかった。
けどまた明日、また明日だ。
叶とかもちさんとか、同期の麗宮サン。
色んな人に聞いて回ろう。
でもなんで俺に何も教えてくれない?
死んでから一番に俺のところに来たはずで
それはきっと信用してくれてるからで。
...それとも他に、一番がいた?