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この物語がBL(ボーイズラブ)要素を含むことについて、読者の皆様には事前にお知らせしておきます。本作は、男性同士の友情や感情の発展を描いた内容となっており、その中でロマンチックな関係が描かれることがあります。もしBLに対して抵抗がある方や、そういった内容に馴染みがない方がいらっしゃる場合、その点をご理解いただいた上でお読みいただけますようお願い申し上げます。

物語の展開が長くなる可能性があることを改めてお詫び申し上げるとともに、BLジャンルに興味をお持ちの方には、登場人物たちの成長や心情の変化を楽しんでいただける内容になるかと思います。どうか、少しでも楽しんでいただければ幸いです。

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廊下の先に君がいる

#1

第1章 目を逸らせない

校舎の廊下に響く足音は、いつものように速く、力強く、そして何よりも挑戦的だった。生徒会長の西村優は、決して気を抜かずに歩いていたが、その歩幅を一歩ごとに縮めていった。背後から、ある男の足音が追いかけてくるのを感じたからだ。

「何回言ったらわかるんだ、松永!」優の声は冷たく、鋭かった。だが、その背中には小さな震えが隠れていることを、誰も知らなかった。

「うるせぇな、毎回毎回。」 松永翔の声が背後から響き、優の背中を突き刺すように迫ってきた。彼は、学校の規則を無視して走り回る問題児。いつも暴れ、騒ぎ、教師から目をつけられ、他の生徒たちともトラブルを起こすことが常だった。

優は振り返らずに、ただその足音が近づくのを感じる。

「走るなって、何回言えばわかるんだ?」優は何度も同じことを言っていた。だが、松永はまるでそれを聞いていないかのように、わざと足音を大きくして、優の後ろにぴったりとつけてきた。

「お前こそ、もっと暇つぶししろよ。」松永は鼻で笑った。優は息をつき、目の前の階段を上がりながら答えた。

「だれが暇つぶしだ。生徒会長として、学校を正しく保つのは当然だろう。」

「正しい、か。そんな堅苦しいことばっか言ってんなよ。」松永は肩をすくめた。「そんなに嫌いなら、俺の前から消えてくれよ。」

「それはこっちのセリフだ。」優は軽く肩をすくめて、松永の横を通り過ぎる。しかし、その瞬間、松永は足を速めて彼を追い抜こうとした。

「何が正しいかなんて、お前に決められるわけじゃねぇだろ?」松永が顔を覗き込んだそのとき、優はぴたっと立ち止まり、冷徹に言った。

「お前には関係ないだろ。」と、目も合わせずに答えた。

だが、心の中では、少しだけ胸が熱くなるのを感じていた。松永は、いつもこんな風に挑発してくる。彼の言葉に、引っかかってしまう自分がいる。でも、どうしても言いたくなる。

「……どうして、そんなに反抗するんだ?」

松永が苦笑いを浮かべ、優の方を見た。

「お前、ほんとに面白くないな。」松永はそう言って、少しだけ距離を置いた。「でも、まぁ、いっか。お前がうるさいから、俺もちょっと言いたくなっただけだよ。」

優はその言葉に、少しだけ息を呑んだ。松永がこんなことを言うのは珍しい。

「じゃあ、もう少しおとなしくしてくれ。」優がぼそっと言うと、松永は明るく笑った。

「はいはい、わかったよ、会長。」松永は皮肉を込めて答えたが、その目はどこか安堵したように見えた。

作者メッセージ

お読みいただき、ありがとうございます。この物語には続きがあり、さらに広がりを見せる予定です。そのため、もしかしたら少し長くなってしまうかもしれません。お手数をおかけしますが、どうかご容赦いただけますようお願い申し上げます。キャラクターたちの成長や変化をじっくりと描いていきたいと思っておりますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。

さて、この物語のあとがきとして、物語が描いているのは、優と松永という一見全く違うタイプの二人が、徐々にお互いを理解し合い、少しずつ信頼を深めていく過程です。最初はただの衝突と反発の繰り返しに見えますが、その中にはお互いを引き寄せる力が確かに存在していました。二人の間に芽生える友情は、決して一夜にして成し遂げられるものではなく、誤解や葛藤、そして少しずつの歩み寄りがあってこそ、深まっていきます。

今後も二人がどう変わり、どんな絆を育んでいくのか、それがこの物語の核心となります。まだまだ展開は続いていきますので、どうぞお楽しみにしていただければと思います。長くなるかもしれないという点、改めてお詫び申し上げますが、物語をしっかりと紡いでいくためには不可欠なことですので、どうかお付き合いください。

これからも、優と松永がどんな成長を遂げるのか、見守っていただけると嬉しいです。

月影

2025/03/12 17:43

月影 ID:≫ 5iUgeXQ3Vbsck
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