君の蝋燭に光を灯そう
それは、暑い夏の日だった。
窓の外では蝉が五月蝿く鳴いていて、太陽がまだ本気を出していた。
夏休みがもう終わりそうだった。
長い休息の時間も、終わりを迎えようとしていた。
宿題に追われる君を横目に、私は絵を描いていた。
2人で、ケーキを食べ合うカポウルの姿。
未来の私達の理想を、紙に遺そうと思った。
そうすれば、気持ちが消えても、好きと思っていた証拠は消えないと思ったから。
そんな中、急に机が揺れだした。
それが地震だと気付くのに、1秒も掛からなかった。
すぐに机の下に隠れる。
心臓の音が大きい。血が巡っていると実感できる。
机の中で、君と2人きり。
色んな意味で緊張する場面だったのを覚えている。
でも、そんな少しの幸せも、災害は逃さない。
最後の記憶は、蒼白した君の顔。
目覚めは、白い光を放つ天井だった。
窓の外では蝉が五月蝿く鳴いていて、太陽がまだ本気を出していた。
夏休みがもう終わりそうだった。
長い休息の時間も、終わりを迎えようとしていた。
宿題に追われる君を横目に、私は絵を描いていた。
2人で、ケーキを食べ合うカポウルの姿。
未来の私達の理想を、紙に遺そうと思った。
そうすれば、気持ちが消えても、好きと思っていた証拠は消えないと思ったから。
そんな中、急に机が揺れだした。
それが地震だと気付くのに、1秒も掛からなかった。
すぐに机の下に隠れる。
心臓の音が大きい。血が巡っていると実感できる。
机の中で、君と2人きり。
色んな意味で緊張する場面だったのを覚えている。
でも、そんな少しの幸せも、災害は逃さない。
最後の記憶は、蒼白した君の顔。
目覚めは、白い光を放つ天井だった。