「勘違い…しないでください…。」
そう言ったのは、真面目な紀下優里花だ。
・紀下　優里花＝きのした　ゆりか
「え…?!」
「な…なんですか?」
「いつも話しかけてくれない紀下が?!話した?!」
「驚きすぎだよ…、ひかれるよ?」
「やっぱ、雷火と違って紀下は優しいね〜。」
「なんて言った?」
「ごめん、ごめん。冗談にきまってるじゃ〜ん。」
「ほんと?」　
「ほんと、ほんと」
「てか、1時間目から移動教室ですけど…。平気
なんですか?」
「え?移動教室?!」
「そう…ですけど…。」
「ちょっと来なさい。」
「じゃあ2人共、また後で。」
「はーい。」
「…。」
「な…どうしましたか?」
「まずは、敬語禁止ね。」
「わか…った。」
「嫉妬した。」
「え?」
「結構嫉妬深いんだよね〜、私。」
「ごめんね。」
「全然、こっちこそごめん。」
「大丈夫だよ。」
「いいな〜。」 {小声}　
と速都は遠くにいる2人を見つめながらいった。
「リア充になりたいんですか?」
「リア充になりたいっていうか…俺、好きな人
いてさ。」
「そうなんですか…。」
「そ、そういえば紀下。」
「なんですか?」
「移動教室一緒に行かね?」
「い…いいですけど…。」
「ヤッタ～。」
〜1限目終わり〜
「疲れた〜。」
「そうだね。」
「やりたいことリストでやりたい順番とかあるの?」
「ん〜、ない。」
「決めてくれない?」
「じゃあ昼休みに考えとくよ〜。」
「決めてね?よろしく。」
「りょーかーい。」