- 閲覧前にご確認ください -

自傷、DV、虫食、礫死体の表現があります。

文字サイズ変更

或る田舎の話

#3


目が覚めたとき、俺は畳の上で寝ていた。頭に冷えピタが貼ってある。
「熱中症だって」
俺の顔を覗いていたらしい姉さんが、ぽつんとそう言った。
「宿題してたら、円堂先生が気絶したあんた抱えて家に来るから、びっくりしちゃった。お母さんも買い物でいないし、あたし1人だったから、どうしていいか分からなくて。とりあえず、やす兄呼んで診てもらったの。あんた、今度やす兄にお礼言いなさいよね」
あとやす兄があんたにお大事にって言ってたよと、姉さんはつけ加えた。
やす兄とは、隣の家の1人息子のことだ。やす兄は大学に行くために東京に行き、医学の勉強をしてから、こっちに戻ってきた。一度村を出た人は、殆どもう帰ってこないから、やす兄は変わり者だと言われた。けれど、村でたった1つの小さな病院を立ち上げて、大人たちにありがたがられている。もっとも、お婆ちゃんの病気はやす兄の手にも負えなくて、総合病院に行くことになった。病名は俺には分からないけれど、大人たちは脳が何とかと言っていた。
「何ぼーっとしてるのよ。あたしに何か言うことないの」
むっとした顔の姉さんに頰をつつかれて、俺は小さな声で言った。
「ありがと」
「うん。お母さんもう帰ってきて、お昼作ってくれてるよ。そうめんだって。あんたが起きられそうなら来てって言ってたけど、どうするの」
姉さんは優しい声になって、俺を見つめた。
「行くよ」
俺はそう答えて立ち上がった。姉さんが「起きてすぐ食べられるくらいなら軽症ね」と俺をからかった。

2025/03/08 20:52

すずき@二次創作 ID:≫ 183/Iba25hgvk
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 11

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL