生きる意味が無いと感じてしまった今でも、体は思い通りには動いてくれない。
頭で、心で、何度「死にたい」「消えたい」と思っても。
「飛び降りよう」「首をつろう」そう思ったとしても。
体がそれを拒むから実行には移せないものだ。
体が拒むということ＝本当に自殺を実行できない＝本当は辛くない、死にたくないと思っているということ。と勘違いしている人も多いと思う。
感じ方は人それぞれなので否定は一切しない。
でも、実行できないからと言って、辛くないわけでも、死にたいという気持ちが嘘なわけでも無い。
他でもない「体」がまだ死ぬべき時ではないと判断しているから私達は苦しくても死ねないのだ。
だから自殺を図っていた私も今、こうして生きている。
それは、「体」が拒んだからである。
体が死を許し、受け入れてくれるまで私達は待つしかないのだと思う。
だから、誰かと支え合えなくても。助けてくれる人がいなくても。どれだけ孤独でも私たちは生きなければいけないのだ。
自分が好きなことをしたり、歌を聴いたり、泣いたり。そんな些細なことで気持ちが少しでも軽くなったりすることがある。
生きなければいけない、ならば少しでも楽に、楽しく生きようじゃないか。
私はそう思いながら、体が死を許し、受け入れるまで待とうと思う。