二次創作
異世界工房と翼人間
#1
はじまり
「あ、あったあった、ラブストーンハートリーフ!」
深い森の中、大きなリュックサックを背負った白髪の青年が、そう言って地面の葉を拾う。
「ああ、そんなところにあったか。ラブストーンハートリーフ」
同じく大きなリュックサックを背負う彼は、白髪の青年と一緒に葉っぱような形をした石を拾い始めた。彼は二足歩行をしている豚の姿をしている。
「それにしてもMEN、工房にお客さん来ないのに、僕たち材料集めなんかして役に立つのかなぁ?」
と白髪の青年が豚の青年、MENに聞いた。MENはうーんと渋い声をあげた。
「でもドズルさんに言われたし、集めるだけ集めてから帰ろうぜ」
「そうやね」
MENに言われ、頷いた白髪の青年だったが、ふと目を上げた先に、森には相応しくない何かの塊を見つけた。
「あれ、MEN……あそこに何かあるよ?」
「そんなこと言って、この前おらふくん、ただの葉っぱをゲロゲロゲーロと見間違えただろ……」
「いや、今回は違うって! ほら……あ、動いた!」
「あ……?」
おらふくんと呼ばれた彼は白髪を靡かせて走り出した。さすがに冗談とは思わなかったらしく、MENも振り向いてその何かを目視した。
「人間だ……!」
こんな深い森に立ち入るなんて、よほど無謀な冒険者か物好きな工房の職人である彼らしかいない。だがそこにいる人間は見た目もボロボロのまま倒れていて、それにしてはほとんど装備も見当たらず冒険者らしくもなかった。
ただ分かるのは。
「女の人や! なんでここに?」
「と、とにかく工房まで運ぼう!」
これは、異世界工房で物作りの職人をしているとある五人と、ある一人の女性のお話──
『異世界工房と翼人間』
深い森の中、大きなリュックサックを背負った白髪の青年が、そう言って地面の葉を拾う。
「ああ、そんなところにあったか。ラブストーンハートリーフ」
同じく大きなリュックサックを背負う彼は、白髪の青年と一緒に葉っぱような形をした石を拾い始めた。彼は二足歩行をしている豚の姿をしている。
「それにしてもMEN、工房にお客さん来ないのに、僕たち材料集めなんかして役に立つのかなぁ?」
と白髪の青年が豚の青年、MENに聞いた。MENはうーんと渋い声をあげた。
「でもドズルさんに言われたし、集めるだけ集めてから帰ろうぜ」
「そうやね」
MENに言われ、頷いた白髪の青年だったが、ふと目を上げた先に、森には相応しくない何かの塊を見つけた。
「あれ、MEN……あそこに何かあるよ?」
「そんなこと言って、この前おらふくん、ただの葉っぱをゲロゲロゲーロと見間違えただろ……」
「いや、今回は違うって! ほら……あ、動いた!」
「あ……?」
おらふくんと呼ばれた彼は白髪を靡かせて走り出した。さすがに冗談とは思わなかったらしく、MENも振り向いてその何かを目視した。
「人間だ……!」
こんな深い森に立ち入るなんて、よほど無謀な冒険者か物好きな工房の職人である彼らしかいない。だがそこにいる人間は見た目もボロボロのまま倒れていて、それにしてはほとんど装備も見当たらず冒険者らしくもなかった。
ただ分かるのは。
「女の人や! なんでここに?」
「と、とにかく工房まで運ぼう!」
これは、異世界工房で物作りの職人をしているとある五人と、ある一人の女性のお話──
『異世界工房と翼人間』
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