住居者は、イケメンだった。
第4話 制服デート?
(これって女子高校生がやるものだよね!)
(私まだ中学生!)
気まずすぎて顔を赤らめながら、蓮を見つめる。
「いちごクレープ食い終わったからかえふぃてくる」
蓮の口の中にはイチゴ。
明らかに噛んでいるな。
(食べながら喋るの可愛いすぎだろ!)
心をキュンキュンさせながら、私も片付ける。
すると。
「可愛いね、君。可愛さは私と小差」
髪はふんわりと下ろされていて、ピンク色の女の子。
ポシェットには、相棒かと思われるウサギが入っていた。
「あ、いえ!全然可愛くない者です」
「蓮くん!やっほー、紗奈だよ♡元気にしてた?」
その女の子ー、『紗奈』ちゃんが、蓮の方を見つめる。
(知り合いなの?この女の子と)
「紗奈、元気にしてたか?ウサも元気か?」
ウサギの名前は『ウサ』らしい。
「沙羅。この女は俺の友達だ。小学校で仲良くなった」
「どうも、紗奈で〜す♡みんなのハートを打ち抜く悪魔♡」
私は、1週間前に会った。
紗奈ちゃんは小学校の頃から蓮と会っていた。
どう言うこと…?
「紗奈、久しぶりに蓮くんと喋りたい。こっち来て」
「沙羅、ゴメン。紗奈と喋るから先、帰ってて」
「わかった」
蓮と紗奈ちゃんはすぐ付き合う。多分。
…って、私、何でそんなに必死になっているの?
蓮の事…どうも思ってないのに…
♢♢♢♢♢♢♢♢
モヤモヤしながら家に着いた。
すると、蓮からメッセージが。
れん:《等分会えなさそう。ゴメン、紗奈が居て》
等分会えなさそう、その言葉が頭に突き刺さる。
(なんで…私のこと嫌ってるの?)
私の人生・コミュ障を治してくれた命の恩人は蓮。
だから毎日が楽しかった。
話した期間はたった1週間。
もう会えないのかな。
(一生会えない訳じゃ無いんだから、前を向け自分!)
顔をパチン、と叩く。
一生…会えない訳じゃない…筈だよね?
いろいろな事を考えていると、晩御飯の匂いがして来た。
「沙羅ちゃん!パスタ茹でてるから準備して!」
「あっ、分かった!」
お母さんの声で正気に戻り、1階へ降りた。
♢♢♢♢♢♢♢♢
次の日。
(昨日の夜は全く寝れなかった…。学校で寝ようかな)
でも煙草先生が注意すると思うんだよね。
蓮と紗奈ちゃんのことはもう忘れて元気になろう。
どん
小さいピンク髪で、フードを被った男の子とぶつかる。
「あ、ゴメンゴメン〜!見えてなかった」
「いや…大丈夫だよ」
同じクラスの子だよね、確か。
透明感のある髪は、蓮と同じものだった。
「俺の名前は廻間理斗。りとって呼んでね」
面影が沙奈ちゃんと似ていて、少し胸が痛くなる。
「わ、私は星光沙羅!」
「沙羅って呼んでいい?俺ら友達になろ」
そんなすぐなれるものなのかな。
「いいよ。りと、よろしく」
(まぁ、蓮のことは忘れてりとと仲良くしよう)
♢♢♢♢♢♢♢♢
次の日の朝。
歩いている時、りとが話しかけて来た。
「沙羅、おはよう!元気にしてた?」
「りと、おはよう。昨日はよく眠れたし元気だよ」
昨日、りとが癒される猫の写真を10枚送ってくれたんだ。
私はそのおかげで心がポカポカして、すぐ眠れた。
「眠れない時、写真送ってあげるし言ってね」
「ありがとう。助かった」
ふふっ。
頼りになる友達ができて良かったな。
でも、その様子を見ていた人は、どのような気持ちだろう。
ー、好きな人が、他の男と喋っていたら。
(これって女子高校生がやるものだよね!)
(私まだ中学生!)
気まずすぎて顔を赤らめながら、蓮を見つめる。
「いちごクレープ食い終わったからかえふぃてくる」
蓮の口の中にはイチゴ。
明らかに噛んでいるな。
(食べながら喋るの可愛いすぎだろ!)
心をキュンキュンさせながら、私も片付ける。
すると。
「可愛いね、君。可愛さは私と小差」
髪はふんわりと下ろされていて、ピンク色の女の子。
ポシェットには、相棒かと思われるウサギが入っていた。
「あ、いえ!全然可愛くない者です」
「蓮くん!やっほー、紗奈だよ♡元気にしてた?」
その女の子ー、『紗奈』ちゃんが、蓮の方を見つめる。
(知り合いなの?この女の子と)
「紗奈、元気にしてたか?ウサも元気か?」
ウサギの名前は『ウサ』らしい。
「沙羅。この女は俺の友達だ。小学校で仲良くなった」
「どうも、紗奈で〜す♡みんなのハートを打ち抜く悪魔♡」
私は、1週間前に会った。
紗奈ちゃんは小学校の頃から蓮と会っていた。
どう言うこと…?
「紗奈、久しぶりに蓮くんと喋りたい。こっち来て」
「沙羅、ゴメン。紗奈と喋るから先、帰ってて」
「わかった」
蓮と紗奈ちゃんはすぐ付き合う。多分。
…って、私、何でそんなに必死になっているの?
蓮の事…どうも思ってないのに…
♢♢♢♢♢♢♢♢
モヤモヤしながら家に着いた。
すると、蓮からメッセージが。
れん:《等分会えなさそう。ゴメン、紗奈が居て》
等分会えなさそう、その言葉が頭に突き刺さる。
(なんで…私のこと嫌ってるの?)
私の人生・コミュ障を治してくれた命の恩人は蓮。
だから毎日が楽しかった。
話した期間はたった1週間。
もう会えないのかな。
(一生会えない訳じゃ無いんだから、前を向け自分!)
顔をパチン、と叩く。
一生…会えない訳じゃない…筈だよね?
いろいろな事を考えていると、晩御飯の匂いがして来た。
「沙羅ちゃん!パスタ茹でてるから準備して!」
「あっ、分かった!」
お母さんの声で正気に戻り、1階へ降りた。
♢♢♢♢♢♢♢♢
次の日。
(昨日の夜は全く寝れなかった…。学校で寝ようかな)
でも煙草先生が注意すると思うんだよね。
蓮と紗奈ちゃんのことはもう忘れて元気になろう。
どん
小さいピンク髪で、フードを被った男の子とぶつかる。
「あ、ゴメンゴメン〜!見えてなかった」
「いや…大丈夫だよ」
同じクラスの子だよね、確か。
透明感のある髪は、蓮と同じものだった。
「俺の名前は廻間理斗。りとって呼んでね」
面影が沙奈ちゃんと似ていて、少し胸が痛くなる。
「わ、私は星光沙羅!」
「沙羅って呼んでいい?俺ら友達になろ」
そんなすぐなれるものなのかな。
「いいよ。りと、よろしく」
(まぁ、蓮のことは忘れてりとと仲良くしよう)
♢♢♢♢♢♢♢♢
次の日の朝。
歩いている時、りとが話しかけて来た。
「沙羅、おはよう!元気にしてた?」
「りと、おはよう。昨日はよく眠れたし元気だよ」
昨日、りとが癒される猫の写真を10枚送ってくれたんだ。
私はそのおかげで心がポカポカして、すぐ眠れた。
「眠れない時、写真送ってあげるし言ってね」
「ありがとう。助かった」
ふふっ。
頼りになる友達ができて良かったな。
でも、その様子を見ていた人は、どのような気持ちだろう。
ー、好きな人が、他の男と喋っていたら。