きゃー！わーー！



美桜「..........」



神楽美桜、それは私の名前だった。


他の人と違って気軽に教室に登校できない私は保健室での登校でなんとか学校に来ている。


保健室、それは静かな場所が好きな私にとって最高のところだった。


だけど、窓の外で鬼ごっこをしたりしているクラスのみんなを見ると、何故か心が苦しくなる。


やっぱり友達が欲しい、と言うのも本心ではある。



しかし、ずっと保健室にいる私がクラスの子に話しかける勇気もなく



ただずっとタブレットに面と向かって何かをしている。



ガラガカラガラ



「センセー、体調悪いから休んでも良いー？」


だけど最近、棘の道だった私の学校生活に華が訪れた気がする。



「まぁた来たの？''飛鳥くん''。」



「疲れてる時は疲れるもん。」


「ふーん......。じゃ、そこのソファに座って休んでなさい。」


「へーい。お、今日の毛布あったけ。」



だって.......


「神楽、久しぶり。俺がいなくて寂しかった？(小声」


「.......久しぶり(ニコ」



飛鳥翼くんが、いるんだもの。