二次創作
東方異能花 〜Yokohama Coverage.
文は手に持っていたヤツデの葉団扇で一仰ぎし、花弁を尽く吹き飛ばした。
文「成程…祓われたくない霊魂が桜の木に集まっているようですね。通りで霊力が桁違いな訳だ」
?「ど、どうすれば良いんですか・・・?!」
慌てふためく少年を他所に、文は写真機を構えながら冷静にこう返す。
文「桜の木本体に傷をつけてしまえれば、其処から勝手に霊魂が溢れ出てきます」
文「後はどう傷つけるかなんだけど…」
文は写真機から顔を上げる。常人でも分かる程の霊力が溢れ出すその桜からは、明確な殺意が感じられる気がした。桜の花弁が再び舞い降りる。
?「…なら、僕が桜に傷をつけます。貴方は先程の技で撹乱をお願いします」
そう告げる少年の手足は、白虎のものへと変化していた。文は普通に生きている内は絶対に見ないであろう光景を前に、反射的に写真を撮り、そして口を開く。
文「…貴方の気持ちは伝わりました。…お願いしますよ!」
?「はい!」
文「では行きましょう!風神『風神木の葉隠れ』!」
文は空中へと舞い、自身を覆い隠すほどの緑色の米粒弾を全方位に発射する。次々と飛んでくる花弁にも引けを取らない量だ。その隙に少年は桜の木へ駆け寄り、その空間をも引き裂けそうな程に鋭利な爪を振り翳す。瞬間、傷のついた場所から霊魂が物凄い速度で吹き出る。文はそれを冷静に裁きながら小瓶へ詰めた。
文「却説、之で春の花の回収は終わりですね」
文「虎の少年さん、ご協力有難うございます!…少年さん?」
見ると、少年はその場に突っ伏していた。先刻霊魂に負わされた怪我に、今の運動が追い打ちをかけたのだろう。
文「あやややや…どうしましょう…」
少年をおぶると、その反動で一枚の紙がひらりと舞い降りた。文は器用に少年をおぶった儘それを拾い上げる。名刺だろうか、名前と所属先が記されていた。
文「武装……探偵社…成程?其処に向かえば良いのですね!」
文は名刺を確認したや否や、その名刺を胸元のポケットに突っ込む。そして、又風を切るような速度で走り出していった。尚、探偵社の場所は文には判らない。
文「成程…祓われたくない霊魂が桜の木に集まっているようですね。通りで霊力が桁違いな訳だ」
?「ど、どうすれば良いんですか・・・?!」
慌てふためく少年を他所に、文は写真機を構えながら冷静にこう返す。
文「桜の木本体に傷をつけてしまえれば、其処から勝手に霊魂が溢れ出てきます」
文「後はどう傷つけるかなんだけど…」
文は写真機から顔を上げる。常人でも分かる程の霊力が溢れ出すその桜からは、明確な殺意が感じられる気がした。桜の花弁が再び舞い降りる。
?「…なら、僕が桜に傷をつけます。貴方は先程の技で撹乱をお願いします」
そう告げる少年の手足は、白虎のものへと変化していた。文は普通に生きている内は絶対に見ないであろう光景を前に、反射的に写真を撮り、そして口を開く。
文「…貴方の気持ちは伝わりました。…お願いしますよ!」
?「はい!」
文「では行きましょう!風神『風神木の葉隠れ』!」
文は空中へと舞い、自身を覆い隠すほどの緑色の米粒弾を全方位に発射する。次々と飛んでくる花弁にも引けを取らない量だ。その隙に少年は桜の木へ駆け寄り、その空間をも引き裂けそうな程に鋭利な爪を振り翳す。瞬間、傷のついた場所から霊魂が物凄い速度で吹き出る。文はそれを冷静に裁きながら小瓶へ詰めた。
文「却説、之で春の花の回収は終わりですね」
文「虎の少年さん、ご協力有難うございます!…少年さん?」
見ると、少年はその場に突っ伏していた。先刻霊魂に負わされた怪我に、今の運動が追い打ちをかけたのだろう。
文「あやややや…どうしましょう…」
少年をおぶると、その反動で一枚の紙がひらりと舞い降りた。文は器用に少年をおぶった儘それを拾い上げる。名刺だろうか、名前と所属先が記されていた。
文「武装……探偵社…成程?其処に向かえば良いのですね!」
文は名刺を確認したや否や、その名刺を胸元のポケットに突っ込む。そして、又風を切るような速度で走り出していった。尚、探偵社の場所は文には判らない。