文字サイズ変更

二次創作
東方異能花 〜Yokohama Coverage.

#4

取材3日目

文は手に持っていたヤツデの葉団扇で一仰ぎし、花弁を尽く吹き飛ばした。

文「成程…祓われたくない霊魂が桜の木に集まっているようですね。通りで霊力が桁違いな訳だ」

?「ど、どうすれば良いんですか・・・?!」

慌てふためく少年を他所に、文は写真機を構えながら冷静にこう返す。

文「桜の木本体に傷をつけてしまえれば、其処から勝手に霊魂が溢れ出てきます」

文「後はどう傷つけるかなんだけど…」

文は写真機から顔を上げる。常人でも分かる程の霊力が溢れ出すその桜からは、明確な殺意が感じられる気がした。桜の花弁が再び舞い降りる。

?「…なら、僕が桜に傷をつけます。貴方は先程の技で撹乱をお願いします」

そう告げる少年の手足は、白虎のものへと変化していた。文は普通に生きている内は絶対に見ないであろう光景を前に、反射的に写真を撮り、そして口を開く。

文「…貴方の気持ちは伝わりました。…お願いしますよ!」

?「はい!」

文「では行きましょう!風神『風神木の葉隠れ』!」

文は空中へと舞い、自身を覆い隠すほどの緑色の米粒弾を全方位に発射する。次々と飛んでくる花弁にも引けを取らない量だ。その隙に少年は桜の木へ駆け寄り、その空間をも引き裂けそうな程に鋭利な爪を振り翳す。瞬間、傷のついた場所から霊魂が物凄い速度で吹き出る。文はそれを冷静に裁きながら小瓶へ詰めた。

文「却説、之で春の花の回収は終わりですね」

文「虎の少年さん、ご協力有難うございます!…少年さん?」

見ると、少年はその場に突っ伏していた。先刻霊魂に負わされた怪我に、今の運動が追い打ちをかけたのだろう。

文「あやややや…どうしましょう…」

少年をおぶると、その反動で一枚の紙がひらりと舞い降りた。文は器用に少年をおぶった儘それを拾い上げる。名刺だろうか、名前と所属先が記されていた。

文「武装……探偵社…成程?其処に向かえば良いのですね!」

文は名刺を確認したや否や、その名刺を胸元のポケットに突っ込む。そして、又風を切るような速度で走り出していった。尚、探偵社の場所は文には判らない。

2025/03/06 23:44

メリーさん ID:≫ 5pIn.LOtrw1DY
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 6

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL