二次創作
東方異能花 〜Yokohama Coverage.
文「…ふむ、成程…まだ被害はそこそこのようですね」
文が外の世界について真っ先に目にしたのは、咲き乱れる四季折々の花達と、それを眺める恍惚な人間達だった。未だ之が異変であることに勘付いていないようだ。まぁこの異変は無害ではあるので愉しんだ者勝ちな一面もあるのだが。文は意気揚々と写真を一枚撮った。
文「先ずは春の花に宿る霊魂の回収から行っていきましょうか」
文は唯一の拠り所を壊されぬように抗う霊魂達を弾幕で裁きながら、映姫から貰った小瓶へ詰めていく。
文「うん、未だ異変が拡大する前で良かったわ。回収がさくさく進む」
駆け抜ける、人で溢れ返る街中を、誰の目にも視えぬような速さで。息せきもせず、只々駆け抜ける。勿論新聞用の写真も忘れずに。そうして春の花に宿る霊魂はあっという間に大方集まってしまった。
文「ふぅ…案外早く終わりそうだわ」
文がまた一走りしてやろうと地面を強く踏みしめたその時、何処からか音が聞こえた。彼女がもし人間だったら聞き逃していただろう。それくらい小さくて、掻き消されそうな音だった。人智を超えた妖怪だからこそ、聞こえたのだ。
文「今のは…人間の悲鳴?」
音の聞こえた方をじっと見つめてみる。微かに見えた気がした、霊魂が人間を襲っているのが。文は地面を思い切り蹴り、風を超すような速度で音の方へ駆けて行った。
文が外の世界について真っ先に目にしたのは、咲き乱れる四季折々の花達と、それを眺める恍惚な人間達だった。未だ之が異変であることに勘付いていないようだ。まぁこの異変は無害ではあるので愉しんだ者勝ちな一面もあるのだが。文は意気揚々と写真を一枚撮った。
文「先ずは春の花に宿る霊魂の回収から行っていきましょうか」
文は唯一の拠り所を壊されぬように抗う霊魂達を弾幕で裁きながら、映姫から貰った小瓶へ詰めていく。
文「うん、未だ異変が拡大する前で良かったわ。回収がさくさく進む」
駆け抜ける、人で溢れ返る街中を、誰の目にも視えぬような速さで。息せきもせず、只々駆け抜ける。勿論新聞用の写真も忘れずに。そうして春の花に宿る霊魂はあっという間に大方集まってしまった。
文「ふぅ…案外早く終わりそうだわ」
文がまた一走りしてやろうと地面を強く踏みしめたその時、何処からか音が聞こえた。彼女がもし人間だったら聞き逃していただろう。それくらい小さくて、掻き消されそうな音だった。人智を超えた妖怪だからこそ、聞こえたのだ。
文「今のは…人間の悲鳴?」
音の聞こえた方をじっと見つめてみる。微かに見えた気がした、霊魂が人間を襲っているのが。文は地面を思い切り蹴り、風を超すような速度で音の方へ駆けて行った。