変わり者のフルーツたちに溺愛されてます。
「失礼いたします」
緊張しながらもそう挨拶をし、部屋に入って顔が緩んでしまう。
だって異世界人様が俺よりも緊張してカチコチだったから。
ふと声が聞こえた。
「かっこいい...」
俺は異世界人様を凝視した。
まさか。えっ?
異世界人様の顔はほんのりと赤い。
それから、何だか甘い香りがする。決して甘ったるくはないけど、甘い。
俺の顔が熱くなったのが分かった。
異世界人様は俺を見て、赤くなったり青くなったりした。
咳払いの音が聞こえて我に返る。
「そうだ。もう一人紹介したいと思います」
「初めて御目にかかります、レビと申します」
俺が言うが早いか、レビが前に出てきた。
こいつめ...
異世界人様が俺の淹れたお茶をほめてくれた。
ちょっといい気分になった俺は、一応レビのサポートをしておいてやる。
「ヒナ様、一応ですけど...レビは20歳ですよ」
「ええっ!まさか!せめて18とか」
「20です」
「へえ...そうだったんだ。それよりさ、様付けとか敬語とかって外せないの?」
「いや、しかし...」
異世界人様はうーんと考えた後に言った。
「だって私たち、もう夫婦でしょう?」
こてんと首をかしげられる。
破壊力が半端なかった。
...で、どれだけ嫌でも現実に引き戻された。
実際問題、ヒナの夫が足りない。
冷静に考えた場合、全く知らない怪しい男をヒナの夫にするだなんてありえない。
うん、しょうがないからレビでいこう。
...で、ヒナはレビと結婚した。
結婚後のレビのアピールが凄まじい。
俺も負けじとヒナを甘やかす。
何だかんだ言って最後には押し負けるんだから、可愛すぎる。
...で、町に出かけることになった。
ワンピースを着たヒナが、俺たちの手をとった。
聞き慣れない言葉が聞こえて、尋ねる。
「でぇと?」
ヒナは恥ずかしそうに言った。
「...好きな人とのお出かけ...?」
俺はレビと顔を見合わせる。
今のは幻聴か?いや、そうじゃない。
信じられなかった。
嫌われてはいないとは思っていたが、恋愛的な好意は寄せられていないと思っていた。
俺たちはヒナに詰め寄る。
「ねえ、じゃあヒナは俺たちのこと好きってこと?」
「今までにそんなそぶりなかったよね」
「う、うるさい...」
ヒナは手を振りほどこうとしてくるが、そんなことできるわけもない。
そうか。ヒナは女で、俺は男。
少し力を入れるだけで、もう逃げられない。
「ねえ、じゃあキスしてもいい?」
「な、え...」
いつの間にこんなに大胆になったのか、俺は返事も聞かずにヒナの唇に口づけた。
初めてのキス。
2秒ほどだったけど、たまらなく幸せだった。
後ろの方からレビの声が聞こえた。
「あ、ずるい。僕だって我慢してたのに」
勝ち誇った顔で見てやる。
レビは悔しそうに顔を歪めた。
その後ヒナに口づけたと思ったら、わざとリップ音を鳴らして口を離した。
何て嫌味な奴だ。
「お前、趣味悪いな」
「何?最初を譲ったんだからいいでしょ」
「ん?あ、おい!ヒナ!」
視界の端でヒナが倒れるのが見えて、慌てて支える。
...ちょっとやりすぎたか。
緊張しながらもそう挨拶をし、部屋に入って顔が緩んでしまう。
だって異世界人様が俺よりも緊張してカチコチだったから。
ふと声が聞こえた。
「かっこいい...」
俺は異世界人様を凝視した。
まさか。えっ?
異世界人様の顔はほんのりと赤い。
それから、何だか甘い香りがする。決して甘ったるくはないけど、甘い。
俺の顔が熱くなったのが分かった。
異世界人様は俺を見て、赤くなったり青くなったりした。
咳払いの音が聞こえて我に返る。
「そうだ。もう一人紹介したいと思います」
「初めて御目にかかります、レビと申します」
俺が言うが早いか、レビが前に出てきた。
こいつめ...
異世界人様が俺の淹れたお茶をほめてくれた。
ちょっといい気分になった俺は、一応レビのサポートをしておいてやる。
「ヒナ様、一応ですけど...レビは20歳ですよ」
「ええっ!まさか!せめて18とか」
「20です」
「へえ...そうだったんだ。それよりさ、様付けとか敬語とかって外せないの?」
「いや、しかし...」
異世界人様はうーんと考えた後に言った。
「だって私たち、もう夫婦でしょう?」
こてんと首をかしげられる。
破壊力が半端なかった。
...で、どれだけ嫌でも現実に引き戻された。
実際問題、ヒナの夫が足りない。
冷静に考えた場合、全く知らない怪しい男をヒナの夫にするだなんてありえない。
うん、しょうがないからレビでいこう。
...で、ヒナはレビと結婚した。
結婚後のレビのアピールが凄まじい。
俺も負けじとヒナを甘やかす。
何だかんだ言って最後には押し負けるんだから、可愛すぎる。
...で、町に出かけることになった。
ワンピースを着たヒナが、俺たちの手をとった。
聞き慣れない言葉が聞こえて、尋ねる。
「でぇと?」
ヒナは恥ずかしそうに言った。
「...好きな人とのお出かけ...?」
俺はレビと顔を見合わせる。
今のは幻聴か?いや、そうじゃない。
信じられなかった。
嫌われてはいないとは思っていたが、恋愛的な好意は寄せられていないと思っていた。
俺たちはヒナに詰め寄る。
「ねえ、じゃあヒナは俺たちのこと好きってこと?」
「今までにそんなそぶりなかったよね」
「う、うるさい...」
ヒナは手を振りほどこうとしてくるが、そんなことできるわけもない。
そうか。ヒナは女で、俺は男。
少し力を入れるだけで、もう逃げられない。
「ねえ、じゃあキスしてもいい?」
「な、え...」
いつの間にこんなに大胆になったのか、俺は返事も聞かずにヒナの唇に口づけた。
初めてのキス。
2秒ほどだったけど、たまらなく幸せだった。
後ろの方からレビの声が聞こえた。
「あ、ずるい。僕だって我慢してたのに」
勝ち誇った顔で見てやる。
レビは悔しそうに顔を歪めた。
その後ヒナに口づけたと思ったら、わざとリップ音を鳴らして口を離した。
何て嫌味な奴だ。
「お前、趣味悪いな」
「何?最初を譲ったんだからいいでしょ」
「ん?あ、おい!ヒナ!」
視界の端でヒナが倒れるのが見えて、慌てて支える。
...ちょっとやりすぎたか。