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逆ハーです。

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変わり者のフルーツたちに溺愛されてます。

#8

リオンside

「失礼いたします」

緊張しながらもそう挨拶をし、部屋に入って顔が緩んでしまう。
だって異世界人様が俺よりも緊張してカチコチだったから。
ふと声が聞こえた。

「かっこいい...」

俺は異世界人様を凝視した。
まさか。えっ?
異世界人様の顔はほんのりと赤い。
それから、何だか甘い香りがする。決して甘ったるくはないけど、甘い。
俺の顔が熱くなったのが分かった。

異世界人様は俺を見て、赤くなったり青くなったりした。
咳払いの音が聞こえて我に返る。

「そうだ。もう一人紹介したいと思います」
「初めて御目にかかります、レビと申します」

俺が言うが早いか、レビが前に出てきた。
こいつめ...

異世界人様が俺の淹れたお茶をほめてくれた。
ちょっといい気分になった俺は、一応レビのサポートをしておいてやる。

「ヒナ様、一応ですけど...レビは20歳ですよ」
「ええっ!まさか!せめて18とか」
「20です」
「へえ...そうだったんだ。それよりさ、様付けとか敬語とかって外せないの?」
「いや、しかし...」

異世界人様はうーんと考えた後に言った。

「だって私たち、もう夫婦でしょう?」

こてんと首をかしげられる。
破壊力が半端なかった。



...で、どれだけ嫌でも現実に引き戻された。
実際問題、ヒナの夫が足りない。
冷静に考えた場合、全く知らない怪しい男をヒナの夫にするだなんてありえない。
うん、しょうがないからレビでいこう。

...で、ヒナはレビと結婚した。
結婚後のレビのアピールが凄まじい。
俺も負けじとヒナを甘やかす。
何だかんだ言って最後には押し負けるんだから、可愛すぎる。

...で、町に出かけることになった。
ワンピースを着たヒナが、俺たちの手をとった。
聞き慣れない言葉が聞こえて、尋ねる。

「でぇと?」

ヒナは恥ずかしそうに言った。

「...好きな人とのお出かけ...?」

俺はレビと顔を見合わせる。
今のは幻聴か?いや、そうじゃない。
信じられなかった。
嫌われてはいないとは思っていたが、恋愛的な好意は寄せられていないと思っていた。
俺たちはヒナに詰め寄る。

「ねえ、じゃあヒナは俺たちのこと好きってこと?」
「今までにそんなそぶりなかったよね」
「う、うるさい...」

ヒナは手を振りほどこうとしてくるが、そんなことできるわけもない。
そうか。ヒナは女で、俺は男。
少し力を入れるだけで、もう逃げられない。

「ねえ、じゃあキスしてもいい?」
「な、え...」

いつの間にこんなに大胆になったのか、俺は返事も聞かずにヒナの唇に口づけた。
初めてのキス。
2秒ほどだったけど、たまらなく幸せだった。
後ろの方からレビの声が聞こえた。

「あ、ずるい。僕だって我慢してたのに」

勝ち誇った顔で見てやる。
レビは悔しそうに顔を歪めた。
その後ヒナに口づけたと思ったら、わざとリップ音を鳴らして口を離した。
何て嫌味な奴だ。

「お前、趣味悪いな」
「何?最初を譲ったんだからいいでしょ」
「ん?あ、おい!ヒナ!」

視界の端でヒナが倒れるのが見えて、慌てて支える。
...ちょっとやりすぎたか。

作者メッセージ

何か思ってたよりも長くなりそうでビビってます。
あれ...まだ夫たちが2人しか登場してないんですけど。
おかしいな。

2025/03/29 19:33

まっちゃん ID:≫ 7tcdpCk/fMi.Q
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