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逆ハーです。

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変わり者のフルーツたちに溺愛されてます。

#5

二人目の夫

「え?足りない?」

私は手の甲で額の汗をぬぐった。
今、私はパン作りの途中だ。
隣にはリオンがいて、間抜けな顔をしている私を深刻そうに見つめている。

何でも、リオン一人だと女の人...つまり私...を守っていけないらしい。

「じゃあまたファンにお願いして探してもらおうかな」
「あの人に丸投げしていいの?もしかしたら顔だけいいクズを連れてくるかもしれない」

ちょっと辛辣...
でも確かに今のファンは何と言うか...危険だ。
私が面食いだと勝手に決めつけてくるし。
...否定はしないけど。できないけど。

「じゃあどうしよう...」
「レビなんてどうかな」

何だかリオンの圧がすごい。
でも確かにレビならいいかもしれない。
リオンとも仲がいいしね。

「...もし、もし、レビがいいよって言ったら結婚したいな」
「そっかOK分かった!」

リオンは待ってましたとでも言うようにキッチンから出ていった。

それから数週間後、私とレビは結婚した。
自分でもびっくりだよ。
レビに嫌そうなそぶりはなかったから、たぶん大丈夫だと思う。

それから変わったことがある。
レビが私の髪をいじりたがるのだ。
普通に可愛いし、なんなら結構上手いから、最近は毎日してもらっている。
丁寧に櫛で鋤いてもらっていると、たまに気持ちよくて眠ってしまう。

それからリオンも対抗するように、私を膝に乗せたがった。
ちょっと不安定だし、読書しにくいけど、断るのもかわいそうで、仕方なく乗っている。
しかもたまに背中をさすったり叩いたりしてくるものだから、ついついうたた寝をしてしまう。恐ろしい...


「ねえリオン、そろそろ降りてもいい?」
「どうして?俺のことが嫌い?」
「いや、別にそういうことじゃないけど...」
「じゃあいいよね」
「......重いでしょ?」
「全然」

解せぬ...。
リオンのことは嫌いじゃないけど、好きって言っていいのかは曖昧なんだよね。
いや好きなんだけど、人間としてっていうか...恋、ではない気がする。

あっ、それよりも。
ちょっとだけ町に出てもいいことになった!
夫が二人になったしね。
リオンとレビが着いてきてくれるらしい。
お仕事は?って言ったら、これが仕事だからって言われた。
確かに。二人は私の護衛なんだった。忘れてた。

目立つといけないから、ドレスじゃなくてギンガムチェックのワンピースを着て、帽子をしっかりかぶる。
なかなか可愛いんじゃない?
鏡の前で何回か回ってから、部屋を出る。
今日はリオンたちも町の人コーデ。
やっぱりイケメンは何を着てもイケメンだなー。

ぼーっとしている二人の手をとる。

「ほら、行こう!」
「あ、あぁ。ごめん」
「可愛い?」
「すごく可愛い」

レビの頬が少し赤い。
これはこの先が思いやられる。

「今日は二人とのデートだから、ワンピースを二人の色にしたの」
「でぇと?」

おっと、デートが分からない?
うーん、難しいな。

「...好きな人とのお出かけ...?」

あれ、ちょっと待って。じゃあ私、二人のこと好きってこと?
心なしか二人の顔色が明るくなってきているような...

「ねえ、じゃあヒナは俺たちのこと好きってこと?」
「今までにそんなそぶりなかったよね」
「う、うるさい...」

私は慌てて手を振りほどこうとしたけど、びくともしない。
リオンが近づいてきた。

「ねえ、じゃあキスしてもいい?」
「な、え...」

まだ何も言ってないのに、リオンは私にキスをしてきた。
レビの声が聞こえる。

「あ、ずるい。僕だって我慢してたのに」

思考が追い付かないまま、レビにわざと音を鳴らして口付けられた。
もう私の頭はパンク寸前だ。

「お前、趣味悪いな」
「何?最初を譲ったんだからいいでしょ」
「ん?あ、おい!ヒナ!」

私の視界はブラックアウトした。

作者メッセージ

サラッと結婚。笑

2025/03/23 22:05

まっちゃん ID:≫ 7tcdpCk/fMi.Q
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