変わり者のフルーツたちに溺愛されてます。
「え?足りない?」
私は手の甲で額の汗をぬぐった。
今、私はパン作りの途中だ。
隣にはリオンがいて、間抜けな顔をしている私を深刻そうに見つめている。
何でも、リオン一人だと女の人...つまり私...を守っていけないらしい。
「じゃあまたファンにお願いして探してもらおうかな」
「あの人に丸投げしていいの?もしかしたら顔だけいいクズを連れてくるかもしれない」
ちょっと辛辣...
でも確かに今のファンは何と言うか...危険だ。
私が面食いだと勝手に決めつけてくるし。
...否定はしないけど。できないけど。
「じゃあどうしよう...」
「レビなんてどうかな」
何だかリオンの圧がすごい。
でも確かにレビならいいかもしれない。
リオンとも仲がいいしね。
「...もし、もし、レビがいいよって言ったら結婚したいな」
「そっかOK分かった!」
リオンは待ってましたとでも言うようにキッチンから出ていった。
それから数週間後、私とレビは結婚した。
自分でもびっくりだよ。
レビに嫌そうなそぶりはなかったから、たぶん大丈夫だと思う。
それから変わったことがある。
レビが私の髪をいじりたがるのだ。
普通に可愛いし、なんなら結構上手いから、最近は毎日してもらっている。
丁寧に櫛で鋤いてもらっていると、たまに気持ちよくて眠ってしまう。
それからリオンも対抗するように、私を膝に乗せたがった。
ちょっと不安定だし、読書しにくいけど、断るのもかわいそうで、仕方なく乗っている。
しかもたまに背中をさすったり叩いたりしてくるものだから、ついついうたた寝をしてしまう。恐ろしい...
「ねえリオン、そろそろ降りてもいい?」
「どうして?俺のことが嫌い?」
「いや、別にそういうことじゃないけど...」
「じゃあいいよね」
「......重いでしょ?」
「全然」
解せぬ...。
リオンのことは嫌いじゃないけど、好きって言っていいのかは曖昧なんだよね。
いや好きなんだけど、人間としてっていうか...恋、ではない気がする。
あっ、それよりも。
ちょっとだけ町に出てもいいことになった!
夫が二人になったしね。
リオンとレビが着いてきてくれるらしい。
お仕事は?って言ったら、これが仕事だからって言われた。
確かに。二人は私の護衛なんだった。忘れてた。
目立つといけないから、ドレスじゃなくてギンガムチェックのワンピースを着て、帽子をしっかりかぶる。
なかなか可愛いんじゃない?
鏡の前で何回か回ってから、部屋を出る。
今日はリオンたちも町の人コーデ。
やっぱりイケメンは何を着てもイケメンだなー。
ぼーっとしている二人の手をとる。
「ほら、行こう!」
「あ、あぁ。ごめん」
「可愛い?」
「すごく可愛い」
レビの頬が少し赤い。
これはこの先が思いやられる。
「今日は二人とのデートだから、ワンピースを二人の色にしたの」
「でぇと?」
おっと、デートが分からない?
うーん、難しいな。
「...好きな人とのお出かけ...?」
あれ、ちょっと待って。じゃあ私、二人のこと好きってこと?
心なしか二人の顔色が明るくなってきているような...
「ねえ、じゃあヒナは俺たちのこと好きってこと?」
「今までにそんなそぶりなかったよね」
「う、うるさい...」
私は慌てて手を振りほどこうとしたけど、びくともしない。
リオンが近づいてきた。
「ねえ、じゃあキスしてもいい?」
「な、え...」
まだ何も言ってないのに、リオンは私にキスをしてきた。
レビの声が聞こえる。
「あ、ずるい。僕だって我慢してたのに」
思考が追い付かないまま、レビにわざと音を鳴らして口付けられた。
もう私の頭はパンク寸前だ。
「お前、趣味悪いな」
「何?最初を譲ったんだからいいでしょ」
「ん?あ、おい!ヒナ!」
私の視界はブラックアウトした。
私は手の甲で額の汗をぬぐった。
今、私はパン作りの途中だ。
隣にはリオンがいて、間抜けな顔をしている私を深刻そうに見つめている。
何でも、リオン一人だと女の人...つまり私...を守っていけないらしい。
「じゃあまたファンにお願いして探してもらおうかな」
「あの人に丸投げしていいの?もしかしたら顔だけいいクズを連れてくるかもしれない」
ちょっと辛辣...
でも確かに今のファンは何と言うか...危険だ。
私が面食いだと勝手に決めつけてくるし。
...否定はしないけど。できないけど。
「じゃあどうしよう...」
「レビなんてどうかな」
何だかリオンの圧がすごい。
でも確かにレビならいいかもしれない。
リオンとも仲がいいしね。
「...もし、もし、レビがいいよって言ったら結婚したいな」
「そっかOK分かった!」
リオンは待ってましたとでも言うようにキッチンから出ていった。
それから数週間後、私とレビは結婚した。
自分でもびっくりだよ。
レビに嫌そうなそぶりはなかったから、たぶん大丈夫だと思う。
それから変わったことがある。
レビが私の髪をいじりたがるのだ。
普通に可愛いし、なんなら結構上手いから、最近は毎日してもらっている。
丁寧に櫛で鋤いてもらっていると、たまに気持ちよくて眠ってしまう。
それからリオンも対抗するように、私を膝に乗せたがった。
ちょっと不安定だし、読書しにくいけど、断るのもかわいそうで、仕方なく乗っている。
しかもたまに背中をさすったり叩いたりしてくるものだから、ついついうたた寝をしてしまう。恐ろしい...
「ねえリオン、そろそろ降りてもいい?」
「どうして?俺のことが嫌い?」
「いや、別にそういうことじゃないけど...」
「じゃあいいよね」
「......重いでしょ?」
「全然」
解せぬ...。
リオンのことは嫌いじゃないけど、好きって言っていいのかは曖昧なんだよね。
いや好きなんだけど、人間としてっていうか...恋、ではない気がする。
あっ、それよりも。
ちょっとだけ町に出てもいいことになった!
夫が二人になったしね。
リオンとレビが着いてきてくれるらしい。
お仕事は?って言ったら、これが仕事だからって言われた。
確かに。二人は私の護衛なんだった。忘れてた。
目立つといけないから、ドレスじゃなくてギンガムチェックのワンピースを着て、帽子をしっかりかぶる。
なかなか可愛いんじゃない?
鏡の前で何回か回ってから、部屋を出る。
今日はリオンたちも町の人コーデ。
やっぱりイケメンは何を着てもイケメンだなー。
ぼーっとしている二人の手をとる。
「ほら、行こう!」
「あ、あぁ。ごめん」
「可愛い?」
「すごく可愛い」
レビの頬が少し赤い。
これはこの先が思いやられる。
「今日は二人とのデートだから、ワンピースを二人の色にしたの」
「でぇと?」
おっと、デートが分からない?
うーん、難しいな。
「...好きな人とのお出かけ...?」
あれ、ちょっと待って。じゃあ私、二人のこと好きってこと?
心なしか二人の顔色が明るくなってきているような...
「ねえ、じゃあヒナは俺たちのこと好きってこと?」
「今までにそんなそぶりなかったよね」
「う、うるさい...」
私は慌てて手を振りほどこうとしたけど、びくともしない。
リオンが近づいてきた。
「ねえ、じゃあキスしてもいい?」
「な、え...」
まだ何も言ってないのに、リオンは私にキスをしてきた。
レビの声が聞こえる。
「あ、ずるい。僕だって我慢してたのに」
思考が追い付かないまま、レビにわざと音を鳴らして口付けられた。
もう私の頭はパンク寸前だ。
「お前、趣味悪いな」
「何?最初を譲ったんだからいいでしょ」
「ん?あ、おい!ヒナ!」
私の視界はブラックアウトした。