変わり者のフルーツたちに溺愛されてます。
次の日の朝になった。
朝ごはんが運ばれてくる。朝から豪華すぎでは...?
食べきれるかな。
私がもぐもぐしている横で、ファンが喋っている。
ファンは急に私の顔を覗きこんできた。
ちょっと!いきなり顔を近づけないでってば!
「とにかく、ヒナ様には一刻も早く旦那様を決めていただかないといけません!」
「いや...でも私まだ20歳で...」
「立派にご結婚される年齢でございます!」
紙の束を押しつけられる。
そこにはたくさんの顔写真が並んでいた。
「...まさか...」
「その中からお気に召す者をお選びください!とりあえず直感で!」
ええ...でも向こうにも向こうの気持ちというものが...
はい、分かりましたよ。選びます。
ペラペラと紙をめくってみる。
あるページがふと目に入った。
蛍光ピンクの...この人の髪だ。
さすが異世界。この髪色、地毛なのかな?
気さくそうな人。とりあえず...
「はい、この者ですね。えーと...247番。少々お待ちください」
ファンが走り去っていく。
一旦待ってよ!まだ何も言ってないし、準備も...って聞いてないな。
私は諦めることにした。
...あードキドキする。
いや、でも今日はお友達ということで...
数十分前から、私は無駄に大きいドアの前でうろちょろしていた。
いきなりノックの音がした。
「失礼いたします。247番です」
「はいっ!」
しまった!返事を早くしすぎた!
待ってたのがバレちゃうじゃん...恥ずかしい。
私はゆっくりドアを開けた。
「...こんにちは?」
「こんにちは」
疑問系になってしまった。最悪!
ピンク髪の人と目が合う。
イ...イケメン!!
思わずくらりとしてしまう。
人選ミスだ。こんなに格好いいなんて知らなかったし。
しどろもどろになって、何とかソファまで案内する。
何を話せばいいの?うう...
「お、お名前を...聞いてもいいですか?」
「!は、はい。私はリオンと申します」
「リオンさん、私は雛です」
「ヒナ様。リオンとお呼びください」
「リオンは、普段何をしているんですか?」
「はい。私は騎士団で騎士をしております」
「へえ...格好いいですね」
「!?......ありがとうございます」
そう言えば、ファンが私の身の回りの執事やら護衛やらが足りないって言ってたような。
何でも、私と同じ異世界人がこのお城にもう一人いるんだって。
いつか会ってみたいな。
「リオン、護衛に興味はありませんか?」
無言の時間に耐えられずに言ってしまった。
リオンはびっくりしている。
そうだよね。
「護衛...ですか?」
「はい。私の護衛が足りていなくて(たぶん)」
ちょっと困惑してるのかな。
っていうか、私から言ったら断りづらいよね。
『あの...』
声が被っちゃった。
リオンさんに譲る。
「護衛、やらせて下さい」
「え?いや、やっぱり...」
「お、お願いです!」
勢いよく頭を下げられた。
そんなに?今の職場で嫌なことでもあったのかな。
とにかく...嫌なわけではなさそう...だよね?
ばっちりのタイミングでファンが部屋に入ってきた。
絶対聞いてたよね。
ファンがリオンに書類?を差し出す。
私にも一枚。
うーん。読めない。
無言でペンを渡された。サインしろってこと?
まあファンが言うなら大丈夫でしょ。
手が勝手に動く。仕組みがよく分からない。便利だからいっか。
私がサインしたのを見ると、ファンは今度はリオンにその紙を渡した。
リオンは弾かれたように顔を上げて、私とファンを交互に見た。
何?やっぱり嫌かな。
口を開こうとすると、リオンは流れるように字を書いた。
綺麗だな。読めないけど。
ファンは満足そうに頷いている。
リオンが立ち上がってこっちにきた。いきなり跪いてくる。何事!?
手をとられる。
緑の瞳が、こちらを見つめる。
「...ヒナ様。私はこの身を貴女様に捧げることを誓います」
そこまでじゃなくても、ある程度守ってくれたらいいんだけど。
そう言おうとすると、手の甲に口付けられた。
!?!?!?
「誠におめでとうございます」
ファンーーー!!!微笑んでる場合じゃない!!!
アンタ何かやったでしょ!!!
朝ごはんが運ばれてくる。朝から豪華すぎでは...?
食べきれるかな。
私がもぐもぐしている横で、ファンが喋っている。
ファンは急に私の顔を覗きこんできた。
ちょっと!いきなり顔を近づけないでってば!
「とにかく、ヒナ様には一刻も早く旦那様を決めていただかないといけません!」
「いや...でも私まだ20歳で...」
「立派にご結婚される年齢でございます!」
紙の束を押しつけられる。
そこにはたくさんの顔写真が並んでいた。
「...まさか...」
「その中からお気に召す者をお選びください!とりあえず直感で!」
ええ...でも向こうにも向こうの気持ちというものが...
はい、分かりましたよ。選びます。
ペラペラと紙をめくってみる。
あるページがふと目に入った。
蛍光ピンクの...この人の髪だ。
さすが異世界。この髪色、地毛なのかな?
気さくそうな人。とりあえず...
「はい、この者ですね。えーと...247番。少々お待ちください」
ファンが走り去っていく。
一旦待ってよ!まだ何も言ってないし、準備も...って聞いてないな。
私は諦めることにした。
...あードキドキする。
いや、でも今日はお友達ということで...
数十分前から、私は無駄に大きいドアの前でうろちょろしていた。
いきなりノックの音がした。
「失礼いたします。247番です」
「はいっ!」
しまった!返事を早くしすぎた!
待ってたのがバレちゃうじゃん...恥ずかしい。
私はゆっくりドアを開けた。
「...こんにちは?」
「こんにちは」
疑問系になってしまった。最悪!
ピンク髪の人と目が合う。
イ...イケメン!!
思わずくらりとしてしまう。
人選ミスだ。こんなに格好いいなんて知らなかったし。
しどろもどろになって、何とかソファまで案内する。
何を話せばいいの?うう...
「お、お名前を...聞いてもいいですか?」
「!は、はい。私はリオンと申します」
「リオンさん、私は雛です」
「ヒナ様。リオンとお呼びください」
「リオンは、普段何をしているんですか?」
「はい。私は騎士団で騎士をしております」
「へえ...格好いいですね」
「!?......ありがとうございます」
そう言えば、ファンが私の身の回りの執事やら護衛やらが足りないって言ってたような。
何でも、私と同じ異世界人がこのお城にもう一人いるんだって。
いつか会ってみたいな。
「リオン、護衛に興味はありませんか?」
無言の時間に耐えられずに言ってしまった。
リオンはびっくりしている。
そうだよね。
「護衛...ですか?」
「はい。私の護衛が足りていなくて(たぶん)」
ちょっと困惑してるのかな。
っていうか、私から言ったら断りづらいよね。
『あの...』
声が被っちゃった。
リオンさんに譲る。
「護衛、やらせて下さい」
「え?いや、やっぱり...」
「お、お願いです!」
勢いよく頭を下げられた。
そんなに?今の職場で嫌なことでもあったのかな。
とにかく...嫌なわけではなさそう...だよね?
ばっちりのタイミングでファンが部屋に入ってきた。
絶対聞いてたよね。
ファンがリオンに書類?を差し出す。
私にも一枚。
うーん。読めない。
無言でペンを渡された。サインしろってこと?
まあファンが言うなら大丈夫でしょ。
手が勝手に動く。仕組みがよく分からない。便利だからいっか。
私がサインしたのを見ると、ファンは今度はリオンにその紙を渡した。
リオンは弾かれたように顔を上げて、私とファンを交互に見た。
何?やっぱり嫌かな。
口を開こうとすると、リオンは流れるように字を書いた。
綺麗だな。読めないけど。
ファンは満足そうに頷いている。
リオンが立ち上がってこっちにきた。いきなり跪いてくる。何事!?
手をとられる。
緑の瞳が、こちらを見つめる。
「...ヒナ様。私はこの身を貴女様に捧げることを誓います」
そこまでじゃなくても、ある程度守ってくれたらいいんだけど。
そう言おうとすると、手の甲に口付けられた。
!?!?!?
「誠におめでとうございます」
ファンーーー!!!微笑んでる場合じゃない!!!
アンタ何かやったでしょ!!!