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逆ハーです。

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変わり者のフルーツたちに溺愛されてます。

#17

騎士大会

「頑張れー!!!」

私は今、騎士団の大会に訪れている。
声を張り上げてリオンを応援する。
リオンは中々強いようで、今は3連覇中だ。

「あっ、勝った!」

軽くバンザイをしていると、隣から声が聞こえた。

「よかったわね」

ラズさんだ。綺麗な蒼黒をした髪の毛を細い指でくるくるといじっている。
じと目でラズさんを見つめた。

「ラズさん、思ってませんよね」
「あら、そんなことないわ」
「今戦っていたのが誰か知ってます?」
「ええ?見てな...ゴホン、忘れちゃったわ」
「......」

私が応援に来ることになったけど、リオンもレビもこの大会に出るから、一緒に来てくれる夫がいなかった。
一人で大丈夫だと言ったのに聞いてくれず、結局ラズさんに付き合ってもらうことになった。
はあ、やっぱり夫が二人じゃ少ないのかな。

「次の試合が始まるわよ」
「あれ、またリオン?」

どうやら2試合連続で出るようだ。
相手は...

「ニアさん!」

なんとニアさん。
そういえばリオンの上司なんだっけ。
二人が腰を落として睨み合う。

「ようい...始め!」

一気に飛び出したのはニアさんだ。
予想していなかったのか、リオンが一瞬怯む。
だがすぐに木刀で攻撃を受け止めた。
激しい打ち合いが続く。
ややニアさんが優勢かもしれない。
疲れてきたのか、リオンの反応が少し遅れて、ニアさんに木刀を突きつけられた。

大きな拍手を送る。
ニアさんって強かったんだ。
そういえば変な人から助けてもらったこともあったっけ。

レビも良い結果を残し、そろそろ帰ろうかと話していたときだった。
試合が始まるアナウンスが流れてしまったので、この試合だけ見てから帰ることにした。


.........?何だかスタジアムの雰囲気がおかしい。
皆ざわざわしていて、一向に試合が始まらない。
スタッフの人が出場者に何やら話しているようだった。
だが、次の瞬間、観客から悲鳴が上がった。
恐怖の悲鳴だ。
私は思わず、出場者の方を見てしまった。

「見るな!!!!」

ラズさんの怒鳴り声がして、ぐいっと首の向きを変えられる。
そのまま顔をラズさんの胸に押し付けられた。

「!?!?」

私は何だか混乱していた。
ラズさんの制止は間に合わず、私はほんの少しだけ見てしまった。
スタッフの人が、出場者の人にお腹を切られるのを。
しかもあれは木刀ではなく本物の剣だった。
お腹から血が吹き出したところまで見た。
スタジアムのざわめきがさらに大きくなる。
私の体はかたかたと震えた。

そのせいか、ラズさんにさらに強く抱き締められる。
女の人とは違う、少し硬い胸。
何だかドキドキして恥ずかしくなってきてしまった。
ダメダメ、私にはもう夫がいるし、ラズさんはそういうつもりでやったんじゃない。

そうこうしているうちに、暴れた人は捕まったみたいだ。

作者メッセージ

特にイベントが思い付かなくて考え抜いた結果がこれです。
はやくイチャイチャさせたい......

2025/05/30 18:25

まっちゃん ID:≫ 9tLeB9AxJiZq2
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