「あの、ゲトリさん。このカイオーガってなんなんですか？」
「……」
ゲトリは、少し考えてから話し始めた。
〜ケーテル島昔話〜
昔、昔あるところに、この島の水を司るカイオーガと、島の大地を司るグラードンが、大喧嘩をしました。
そして、どちらが強いか、バトルし始めたのです。
激しいバトルが繰り広げられ、大地には雨が降り、川は埋められてしまいました。そのため、人々は、忌々しいグラードンを封印し、今までとは違い、カイオーガのみを神として、崇めることになったのです。

「このような逸話があるから、大雨が降るとカイオーガ様に何かあると思ったのだ。」
「そうだったんだ。」
[斜体]グラグラグラグラ[/斜体]
「じ、地震⁉︎」
「まずい。グラードン様の封印が解けれしまったかもしれない。」
「早く行きましょう！」
「あぁ！」
「カイオーガも一緒に！」
「ぎゅりゅう！」