君と過ごしたあの日。君が帰った後に嫌な気がした、。
幸せが崩れた。
ー君との最後の一年は。
あの日。君が失踪した日。君が言っていたこと。
「愛してる、よ」
君の言葉が頭を離れない。会いたい。会いたい、って嘆いても何にもならないのに。
「花恋っ逢いたい、」
そう思っている矢先に電話のベルが鳴る。　
ー、ジリリリリリッジリリリリリッ
「はい、もしもし、小宮です。」
『虹架、？』
「ぇ、？かっかれ、ん？」
『うん、ごめんね誘拐されちゃってたの、』
「ぅん、今何処にいるの、？」
『◯街』
「今いくから、待ってて、」
『会えない、』
「ぇ？どういうっ、」
ーツーツーツーツー、
「花恋っ！かれんっ！、。」