-青葉said -

青葉「どせいさん！どせいさん何処ｯｯ！」

私は学校中の至る所を探し回った。
何処にもない、無さ過ぎるｯ⁉︎

私は走り回った。
そして曲がり角に差し掛かった時、


[太字]ドンｯ[/太字]


青葉「うわｯ」

私は衝撃で倒れ込んでしまった。

⁇?「大丈夫⁉︎青葉、」

聞き覚えのある声が近くで聞こえた。
そして、ふっと前を向くと片手に資料を持ちながら
手を差し伸べている在最が居た。

青葉「あｯごめん在最」

私は在最の手を取って立ち上がった。

在最「ボクは大丈夫だよ､それよりどうした?」
　　「結構急いでる感じだったけど」

青葉「あのねｯあのｯどせいさんが居なくなっちゃって」

パニックになっている自分を落ち着かせながら言った。

在最「あれか、いつもリュックに着いてるキーホルダーか」
青葉「そうそれｯ‼︎」
在最「もしかしてじゃないけどコレ?」

在最は片手に持っていた資料の上から
探していたどせいさんのキーホルダーを取り出した。

青葉「それ！ありがとぉぉぉぉぉ！」
在最「花壇の花に引っかかってたから拾ってきた。」
青葉「あｯ！」

そういえば今日自転車を漕いで校門で降りた時
なんかリュックが花壇に引っかかったわ！

[大文字][太字]キーンコーンカーンコーン[/太字][/大文字]


青葉「あっ、チャイム鳴っちゃった」
在最「急ご！」

私と在最は教室に向かって走った。