二次創作
〇〇しようね、芥川くん
「ごちそう様でした」
ご飯を済ますと、私たちは図鑑を広げた。
「ねぇ見て、この鳥の羽、すごく綺麗」
「ああ」
「あ、これは?芥川くんが見た鳥、これじゃない?」
「違う」
ページをめくる手、覗き込む顔に垂れる髪が、触れ合っては離れる。芥川くんから、私と同じシャンプーの匂いがする。
幸せね。
そう言おうとしたけれど、やめて、代わりにページを繰った。青空を飛ぶ鳥の写真が引き延ばされて載っている。きっと自由に飛んでいたんだろう。でも今はレンズの中に静止して、小さなページに切り取られている。
芥川くんもこうやって、永遠に閉じ込めておけたらいいのに。そんな思いを一緒くたに、私はまたページをめくる。
そのうち、芥川くんに飽きてきた様子が見られたから、今日の勉強はそこまでとした。勉強と言っても、ただ図鑑を眺めて喋っていただけなのだけど。
お風呂から上がって、そこが自分の巣だと言わんばかりに部屋の隅に丸くなった芥川くんの頭を、そっと撫でた。
「また勉強しようね、芥川くん」
ご飯を済ますと、私たちは図鑑を広げた。
「ねぇ見て、この鳥の羽、すごく綺麗」
「ああ」
「あ、これは?芥川くんが見た鳥、これじゃない?」
「違う」
ページをめくる手、覗き込む顔に垂れる髪が、触れ合っては離れる。芥川くんから、私と同じシャンプーの匂いがする。
幸せね。
そう言おうとしたけれど、やめて、代わりにページを繰った。青空を飛ぶ鳥の写真が引き延ばされて載っている。きっと自由に飛んでいたんだろう。でも今はレンズの中に静止して、小さなページに切り取られている。
芥川くんもこうやって、永遠に閉じ込めておけたらいいのに。そんな思いを一緒くたに、私はまたページをめくる。
そのうち、芥川くんに飽きてきた様子が見られたから、今日の勉強はそこまでとした。勉強と言っても、ただ図鑑を眺めて喋っていただけなのだけど。
お風呂から上がって、そこが自分の巣だと言わんばかりに部屋の隅に丸くなった芥川くんの頭を、そっと撫でた。
「また勉強しようね、芥川くん」