パート1 第四話　〈犯行予告〉

生き残った人達は、別の中学校へ転校する事になった。ダニエルは登校していると、火災があった家を見つめていた。すると、後ろから突然だった声をかけてきた人がいた。

「昨日ここで事件があった。奥さんは感電死。
夫は腹が貫通してた。子供は焼死だ」話しかけたのは、マイケルだった。マイケルは、盗み聞きした話をハンバーガーをつまみながら喋っていた。

「家の前には手紙が置いてたらしい、
「これは、この事件を調べるのは、僕たちの出番だと思わないかい？」
「一ミリも。どうせ、警察がなんとかするし」

ダニエルは力を使いたがらなかった、しつこく町の自警団をさせようとする、マイケルを諦めさせる為に、ダニエルは森へ行き力を見せた。

ダニエルが、力を見せる為に殴ろうとしたのは、チェンソーが折れた事がある木だった。
「悪いけど、その木は折れないよ、だって、チェンソーが折れるほど、なんだが…」
ドーン！と木は真っ二つに割れた。
「驚いた？これが私の力。人には使えないから、それじゃバイバイ」
「ちょっと…待ってえー！」

この事がきっかけで、余計にマイケルはダニエルをメンバーに入れる事を決心した。

一方、警察署では、犯行予告の手紙が置かれていて、読む準備をしていた。

『やあ、警察諸君。僕は16時に警察署を襲撃する。もちろん、ここのだ』

『そして、親愛なるジョージ、君に相談がある。ここの警察署から、1キロの距離のスーパーを襲撃する。どっちがいいかな？』

『よーく、じっくり考えたらいいよ。
ベテラン刑事ジョージの腕が光るとこだな。
君の判断次第では、大勢が死ぬ。まあ、どちらにせよ虐殺を始める。人間だった頃が懐かしいな、僕は歴史に残るマーダーになる』

筆跡鑑定をしたところ、放火した犯人と同じだった。ジョージは、スーパーに電話して、至急客の避難を命令した。刻々と時間は過ぎていく。16時になり、ドアの前で一斉に銃を向ける警察官達。ガチャ。誰か入ってきた。
「止まれ！」しかし入ってきたのは、出前だった。スーパーも被害なし。
ジョージは「どこにいやがる！」と言い頭を悩ませた。

ニックが居たのは、フローレンスで一番大きいショッピングモールだった。
しかし、そこには新しく出来た店舗のマーベルグッズを買いに来たマイケルが居合わせていた。