第二話　異変　（ダニエル・ホルトの場合）

六人の性別は綺麗に三つに分かれていた。
目が覚めた、少年少女に異変が起こった。

病院を退院した六人は自身の異変に気づいていた。まずは中一のダニエル・ホルト。黒い髪で華奢なダニエルはクラスでは上位カーストだった。

ダニエルは友達を失い、学校も無くなったが、いつでもクヨクヨしてちゃダメだ！と思った彼女は、
別の中学校の友達とテニスをしている途中、異変に気づいた。
力を込めて相手が打ったボールを打ち返した。すると目にも見えない速さで、空へ飛んでいった。

ダニエルはそんな日々が続く、ドアが取れたり、少し力を入れて触っただけで、妹の腕を骨折させたりと、不思議なことが起こっていた。ダニエルは安易に人を触らなくなっていた。


ダニエルの家の郵便に手紙が入っていた。
誰だろう？友達かなと？思い開けると。
内容は「俺とお前だけの秘密だ、12時に公園に来い」と書かれていた。ダニエルは告白か？と思った。予定通り公園に来たダニエル。するとそこにいたのは、

中3のマイケル。年上で地味でオタクの彼はダニエルに手を見せた。ダニエルは戸惑った。「え、どういう意味？」すると、突然マイケルの手に火が出てきた。　　「え！どういうこと？」とびっくりするダニエル。マイケルはダニエルに言った。

「お前にもあるだろ？力が、俺はお前と同じ、学校爆破の生き残りだ。俺の推測だが、生き残った奴は全員こんな力があんだよ」

ダニエルは自身の力に気づいていた為、動揺した。

「Mr.マイケル、私には力がある。それは事実よ、でも、それをどうするの？」

マイケルは恥ずかしがりながらも、言った。

「お、俺たちで犯罪を無くそう、チームを作って、いいだろ？世界平和のために」
しかし、ダニエルはマイケルの提案を断った。

「嫌だ、そんなことする暇ないし、危ない犯罪者だったら死ぬかも知れないのに」

まさに正論だ。マイケルは他の人を探した。
「くそやっぱり、女はダメだな男だ！男！」
マイケルは他の人を探した。