「落ち着け、はる。」
落ち着けるわけ！
「お前にはあそこで能力の暴走を見張っていて欲しい。」
「は、はい？それはなんでしょうか。
そんなことを言われて私が従うとでも？」
巫山戯ないでくれ。俺たちをどこまで舐めているんだ。
「では、違うやつに任務を任せるか？
別にいいが、お前意外の部員がお前の大切なお友達を殺そうと、
お前は文句を言えないぞ？」
きっ汚い！
「お前はそれでいいのか？」
「さく様、先ほどの無礼、誠に申し訳ございませんでした。
貴方様の命、お受けいたします。」
「わかった。感謝する。」
何が感謝するだよ？お前のせいで、お前らのせいで俺の親友は死んだんだぞ！
「失礼します。」
「ああ。そうだ、レイ。お前は少し殺気を抑える訓練をした方がいいぞ。
今回は見逃してやる。」
「心遣い、感謝します。では。」
学校にでも行くか。



「おはよ、ミツバ。」
「おはようレイ。」
この学校は国立高校ということもあり、エリートや貴族が集まっている。
俺の親友、ミツバも俺と共に世界一をとった。
また、最新技術の実験場所にもなっている。
「そうだ、ミツバ。テレポーテーションは成功した？」
「ううん。改善の余地ありだね。」