黒龍　華恋
黒龍財閥に生まれ、その後公立の学校に入学。中学も公立で財閥のことは思えない生活をしていた。そして今は、、、、

[大文字]内閣総理大臣だ。[/大文字]
初の女性内閣であり、そして、、、、「地球を変えた女」。

「今日のスケジュールは？」
《閣議の後、会議3つ、その後記者会見です》
「わかった。タクシー」
『はい』
忙しい毎日を過ごす華恋。何故総理大臣にって？そう、これからの物語は、彼女たちの下剋上物語である、、、、。
[水平線]
「おはようございます、お父様」
朝になり、いつものようにお父様に挨拶をする。
『今日から中学だ。』
「はい、、、。」
姉の静香が起きてきた。
【お父様、お父様！新作のブランドバックが出たの！】
起きて一番最初に、静香はその言葉を発した。
『ハッハッハ、、、、。起きて早々何を言う。いいだろう、買ってやる。』

いつものことだ。姉ばかり、姉ばかり。もう分かっている。あの時からだ。

『お前は才能がない！！！何なんだよ、お前は黒龍家だぞ！！』
テストを見て、お父様は私にそういった。黒龍家なのに、勉強、政治、、才能がない。才能、才能、、、、。お父様はそう言い続けていた。才能がない私は、この家系のゴミのような存在なのだ。
でも、そんな私の味方でいてくれたのは、お母さんだった。お母さんは、体が生まれつき悪く、私をその体で産み、ベットでしか生活を送れない。お母さんも、私のせいで体が余計に悪くなってしまった。でも、いつも笑顔で、元気で優しくて、笑ってた。いつも私のことを励ましてくれた。
でも、ある日。急にお母さんが倒れた。「お母さん？お母さん！！」声をかける。でも、反応はない。救急車が来て、急いで病院へと搬送された。そこから覚えているのはお医者さんのあの一言だけ。

「お母さんは、息を引き取りました。」
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お母さんが亡くなってから、お父さんは、余計に私を嫌っている。
『お母さんが亡くなったのはお前のせいだ』
亡くなった直後に、その言葉を言われた。ものすごく心が痛くて、辛かった。今でも覚えている。
でも、妹は、私立の有名校の主席。政治もトップでまさに黒龍家に相応しい。

「はぁ、、」
神様、どうか、どうか、、、[太字]私を助けてください[/太字]