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逆ハーです。

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異世界転移して冒険者たちのパーティに入った結果、メンバー達に溺愛されてます!?

#3

自己紹介

私はさっきハンクさんが魔法をかけてくれた場所とは違う、もうひとつの焚き火のそばに座らされた。
皆さんの視線が痛い。私は縮こまる。
すると、そんな私を見かねたのか、シドが私に魚のささった串を差し出してくれた。

「やる」
「えっ...そうなの?ありがとう」


私がそれを受け取ったのを見届けて、私の正面に座っている人が話を切り出す。
ちょっとツンツンした金髪に、大きくてキリッとした青い瞳。
まごうことなきイケメンだ。
イケメンさんは、私を安心させるように笑った。


「君のことも沢山聞きたいんだが...とりあえず自己紹介をしよう」


私がイエスともノーとも言えないでいると、ハンクさんが助け船を出してくれる。

「自己紹介、俺とシドはもうしたよ。次はアランがやったら?」
「そうだな...俺はアランだ。よろしく」

金髪緑目がアランで、金髪青目がシド。
白髪灰色の目がエディさん、赤髪赤目がグレイさん。
それから灰色の髪に水色の目がハンクさん。

アランは同い年らしい。それ以外は年上だった。
うーん、それにしても名前を忘れそう...
私は昔から、どうも人の名前を覚えるのが苦手だ。
頑張って覚えないと。
しかも今はいないけど、パーティーメンバーはまだ1人いるらしい。

アランが聞いてくる。

「ルカはどうしてここにいたんだ?」
「...私にもよく分からなくて。気づいたら森の中にいたんだけど...」
「どこから来たんだ?」
「日本っていう国」
「ニホン?」

ここは地球ですらないのね。
覚悟してたけど。

「...行くところはあるのか?」

私はアランの言葉で立ち上がる。
それから言った。

「私をパーティに入れてください!」

頭を勢いよく下げた。
間髪入れずにまくし立てる。

「り、料理とか...見張りとか、何でもします!だから...」
「ルカ!そんなことしちゃダメだ!」

隣にいたハンクさんが凄い勢いで私を座らせる。
私はおそるおそる顔をあげた。
アランは困惑しているようだった。
そうだよね、迷惑だし断りにくいよね。
自力で生きていくしかないのか...大丈夫かな。

私がシュンとしたのに気がついたのか、アランは慌てて言った。


「ちょっと待ってくれ!違う!ルカさえよければいてくれて構わないんだ」
「いや、でも...」
「嫌なのか?」


必殺·アランの上目遣い!!
い、イケメン...じゃなくて!

「い、嫌じゃ...ないです」

アランは笑った。

「じゃあ決まりだ。今日はとりあえず寝ろ」
「え?」

あっという間にシドに連れていかれる。
ここだ、と言われて、葉っぱがひいてある上に寝転んだ。
うん、思ってたより悪くないかも。
シドがTシャツ(っぽいもの)を渡してくれた。

「これを来て寝ろ」
「...うん」
「どうかしたか?」
「...私がいてもいいのかなって」

シドは面食らったような顔をした。

「...何故そんなことを言う?」
「あの雰囲気じゃ、皆、嫌だとか言い出しにくいし」
「そんなことはない。少なくとも俺は...その...嫌じゃない」

少し被せぎみに言ってくる。
私は少し笑ってしまった。

「そっか、ありがとう」

「...はやく寝ろ」
「おやすみ」


あんまり聞こえなかったけど、シドも、おやすみと言ってくれた気がした。
自分で思っているよりも疲れていたらしく、私はあっという間に眠りについた。

作者メッセージ

本当に何も先のことを考えていない......。
どうしよう。(まあなんとかなる)

2025/03/01 15:16

まっちゃん ID:≫ 7tcdpCk/fMi.Q
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