異世界転移して冒険者たちのパーティに入った結果、メンバー達に溺愛されてます!?
「あともうちょっとなんだけど...」
私は一生懸命背伸びをした。
棚の一番上にある本が、あともう少しというところで届かないのだ。
このままだと埒が明かなさそうなので、私は棚板に足をかけた。
慎重に体重をかける。うん、大丈夫そう。
ぐっと踏み込んで、手を伸ばす。
グラリと体が傾いた。
あっ、やばいかも。
反射的に目を瞑る。
落ちていく体は、途中で止まった。
「あれ?...ってハンク!」
「全く...無理はしないで」
「ごめん。いけると思って...」
「はあ...取りたかったのはこれ?」
「そうそう、それ!」
「...で、そろそろおろしてくれてもいいんだよ?」
「ああ、そうだった」
「分かったなら早く...」
「あ、髪の毛にゴミが」
「え?」
そう言ったハンクに覆い被さられる。
ゴミをとるにしても...長い。
「...まだ?」
「取れたよ。で、それ何の本なの」
「製造魔法の本。勉強してるんだよ」
「へえ...」
ハンクと別れて、エディの部屋に向かう。
魔法を教えてもらう約束だったからだ。
「エディ?いる?」
「はい。入ってきてください」
「お邪魔しまーす...」
エディの部屋は想像通り整っていて、何だか少し物が少ないような気がした。
「まあ置くものがありませんから」
思っていたのと違う答えが返ってきてびっくりする。
エディは特に悲しそうな顔をするわけでもなく、何の感情も感じられない顔をしていた。
私は何故か切なくなる。
「...それでね、エディにこれをつけてみてほしくて」
「?何です、これは?」
取り出したのはメガネ......のようなものだ。
この世界にないらしいから、製造魔法で作ってみた。
エディはメガネをつまんで見ている。
「度が合うか分からないんだけど...かけてみてくれる?」
「おお...周りがよく見えます」
「本当?良かった...!」
私が思っていたよりも、エディは目が悪かったらしい。
あんまり顔に出さないけど、相当感動している。
「うまくいくかどうか心配だったけど、喜んでもらえてよかった」
「...どうしてルカはそんなに私に優しいのですか?」
「え?うーん...エディが優しいからかな?」
「私が?」
「そう。エディが優しいから、私も優しくしたいなって」
「............そうですか」
エディにも色々あったのかな。
我ながらいいことを言ったんじゃないか?と思っていたら、エディの冷たい声が聞こえた。
「それにしても、あんなところでイチャつくのはやめていただいてもよろしいですか?」
「え?」
「え?じゃありません。さっきハンクと...」
ハンク?ああ、落ちそうになって抱っこされたこと?
私は慌てて弁解する。
「違うよ、あれは......その......不可抗力で、仕方なかったというか」
「はぁ、分かりました。もう出ていってください」
「...出ていくけど、ハンクのことは本当に何とも思ってないから!!」
思ったより大きな声が出てしまった。
もうやけになって、ドアを勢いよく開けた。
その瞬間、私の顔は一気に青くなった。
「ハ......ハンク......」
私は一生懸命背伸びをした。
棚の一番上にある本が、あともう少しというところで届かないのだ。
このままだと埒が明かなさそうなので、私は棚板に足をかけた。
慎重に体重をかける。うん、大丈夫そう。
ぐっと踏み込んで、手を伸ばす。
グラリと体が傾いた。
あっ、やばいかも。
反射的に目を瞑る。
落ちていく体は、途中で止まった。
「あれ?...ってハンク!」
「全く...無理はしないで」
「ごめん。いけると思って...」
「はあ...取りたかったのはこれ?」
「そうそう、それ!」
「...で、そろそろおろしてくれてもいいんだよ?」
「ああ、そうだった」
「分かったなら早く...」
「あ、髪の毛にゴミが」
「え?」
そう言ったハンクに覆い被さられる。
ゴミをとるにしても...長い。
「...まだ?」
「取れたよ。で、それ何の本なの」
「製造魔法の本。勉強してるんだよ」
「へえ...」
ハンクと別れて、エディの部屋に向かう。
魔法を教えてもらう約束だったからだ。
「エディ?いる?」
「はい。入ってきてください」
「お邪魔しまーす...」
エディの部屋は想像通り整っていて、何だか少し物が少ないような気がした。
「まあ置くものがありませんから」
思っていたのと違う答えが返ってきてびっくりする。
エディは特に悲しそうな顔をするわけでもなく、何の感情も感じられない顔をしていた。
私は何故か切なくなる。
「...それでね、エディにこれをつけてみてほしくて」
「?何です、これは?」
取り出したのはメガネ......のようなものだ。
この世界にないらしいから、製造魔法で作ってみた。
エディはメガネをつまんで見ている。
「度が合うか分からないんだけど...かけてみてくれる?」
「おお...周りがよく見えます」
「本当?良かった...!」
私が思っていたよりも、エディは目が悪かったらしい。
あんまり顔に出さないけど、相当感動している。
「うまくいくかどうか心配だったけど、喜んでもらえてよかった」
「...どうしてルカはそんなに私に優しいのですか?」
「え?うーん...エディが優しいからかな?」
「私が?」
「そう。エディが優しいから、私も優しくしたいなって」
「............そうですか」
エディにも色々あったのかな。
我ながらいいことを言ったんじゃないか?と思っていたら、エディの冷たい声が聞こえた。
「それにしても、あんなところでイチャつくのはやめていただいてもよろしいですか?」
「え?」
「え?じゃありません。さっきハンクと...」
ハンク?ああ、落ちそうになって抱っこされたこと?
私は慌てて弁解する。
「違うよ、あれは......その......不可抗力で、仕方なかったというか」
「はぁ、分かりました。もう出ていってください」
「...出ていくけど、ハンクのことは本当に何とも思ってないから!!」
思ったより大きな声が出てしまった。
もうやけになって、ドアを勢いよく開けた。
その瞬間、私の顔は一気に青くなった。
「ハ......ハンク......」