異世界転移して冒険者たちのパーティに入った結果、メンバー達に溺愛されてます!?
「おっかしいな...」
私はだんだん不安になってきていた。
グレイさんと木の実を採りに林に来ていたんだけど、はぐれて迷子になってしまった。
しばらくうろちょろしていたんだけど、こんなことなら大人しくしておけばよかったかも...
かれこれ1時間が経とうとしていた。私はその場に座り込む。
「はあ...ん?」
声が聞こえる...ような気がする。
慌ててあたりを見渡すと、赤毛が見えた。
ほっとして私もグレイさんに駆け寄る。
「グレイさん!」
「ル、ルカ!よかった...」
グレイさんの息は荒くて、よく見たら着ているものも泥で汚れている。
「ご、ごめんなさい...迷惑かけて」
「ううん、無事でよかった。心配したよ」
うう、優しい。このグレイさんの優しい微笑みが好きなんだよね。
...ん?んん?好き?
あれ!?私、グレイさんのこと好きなの!?
自覚したら途端に恥ずかしくなる。でも、そっか。私に好きな人ができたんだ...。
「?どうかしたの、顔が赤いけど...」
「いや!何もないですよっ!?」
声が裏返る。絶対何かあるやつじゃん。
グレイさんは苦笑いをして言った。
「収穫は少なめだけど、今日は帰ろうか」
「はい!」
私とグレイさんは並んで歩きだす。
どうしよう。手を繋いじゃう?不審に思われるかな。
ええい!女は度胸だ!
なるべくさりげなくグレイさんの手を握る。
グレイさんがこちらを向いた。
「こうしたら、もうはぐれないと思って!」
「...うん。そうだね」
グレイさんの耳はちょっと赤い。やった!
じっとしていられなくて、ときどき手を動かしてしまう。
帰ってから、採ってきた木の実を使ってケーキを焼く。
誰かがキッチンに入ってきて、後ろを見るとアランだった。
アランだとは思わなかったから、びっくりする。
「うわ!...アラン、どうしたの?」
「何でそんなに驚くんだよ」
「アランだと思わなかったんだもん。てっきりグレイさんかと」
「ふうん。...そうかよ」
「アラン?怒ってるの?」
「別に」
いや、絶対怒ってるでしょ。
何かあったのかな?
とにかくご機嫌とりをしておかないと後で酷くなっても困る。
「ねえ、味見してくれる?私もしたんだけど、アランに食べてほしいの」
「......」
「まだ私以外食べてないからさ、他の人からしてどうかなって」
「......ん」
やんわりと『初めて』をアピールする。アランは何かと『初めて』っていうか、『一番』にこだわるから。
するとアランは手を差し出してちょいちょいと動かしてきた。
フォークを渡せってか!我が儘マンめ!
アランはケーキを食べると、フォークを私の口に突っ込んできた。
私がしどろもどろしていると、アランは面白そうに笑った。
むきー!!
「ありがたく舐めろよ」
「はぁ!?」
小学生かよ!言いたいことだけ言ってどっか行ったし!
しかも顔がいいせいで変な意味に聞こえるんですけど!
しばらくケーキは作らないことにした。
私はだんだん不安になってきていた。
グレイさんと木の実を採りに林に来ていたんだけど、はぐれて迷子になってしまった。
しばらくうろちょろしていたんだけど、こんなことなら大人しくしておけばよかったかも...
かれこれ1時間が経とうとしていた。私はその場に座り込む。
「はあ...ん?」
声が聞こえる...ような気がする。
慌ててあたりを見渡すと、赤毛が見えた。
ほっとして私もグレイさんに駆け寄る。
「グレイさん!」
「ル、ルカ!よかった...」
グレイさんの息は荒くて、よく見たら着ているものも泥で汚れている。
「ご、ごめんなさい...迷惑かけて」
「ううん、無事でよかった。心配したよ」
うう、優しい。このグレイさんの優しい微笑みが好きなんだよね。
...ん?んん?好き?
あれ!?私、グレイさんのこと好きなの!?
自覚したら途端に恥ずかしくなる。でも、そっか。私に好きな人ができたんだ...。
「?どうかしたの、顔が赤いけど...」
「いや!何もないですよっ!?」
声が裏返る。絶対何かあるやつじゃん。
グレイさんは苦笑いをして言った。
「収穫は少なめだけど、今日は帰ろうか」
「はい!」
私とグレイさんは並んで歩きだす。
どうしよう。手を繋いじゃう?不審に思われるかな。
ええい!女は度胸だ!
なるべくさりげなくグレイさんの手を握る。
グレイさんがこちらを向いた。
「こうしたら、もうはぐれないと思って!」
「...うん。そうだね」
グレイさんの耳はちょっと赤い。やった!
じっとしていられなくて、ときどき手を動かしてしまう。
帰ってから、採ってきた木の実を使ってケーキを焼く。
誰かがキッチンに入ってきて、後ろを見るとアランだった。
アランだとは思わなかったから、びっくりする。
「うわ!...アラン、どうしたの?」
「何でそんなに驚くんだよ」
「アランだと思わなかったんだもん。てっきりグレイさんかと」
「ふうん。...そうかよ」
「アラン?怒ってるの?」
「別に」
いや、絶対怒ってるでしょ。
何かあったのかな?
とにかくご機嫌とりをしておかないと後で酷くなっても困る。
「ねえ、味見してくれる?私もしたんだけど、アランに食べてほしいの」
「......」
「まだ私以外食べてないからさ、他の人からしてどうかなって」
「......ん」
やんわりと『初めて』をアピールする。アランは何かと『初めて』っていうか、『一番』にこだわるから。
するとアランは手を差し出してちょいちょいと動かしてきた。
フォークを渡せってか!我が儘マンめ!
アランはケーキを食べると、フォークを私の口に突っ込んできた。
私がしどろもどろしていると、アランは面白そうに笑った。
むきー!!
「ありがたく舐めろよ」
「はぁ!?」
小学生かよ!言いたいことだけ言ってどっか行ったし!
しかも顔がいいせいで変な意味に聞こえるんですけど!
しばらくケーキは作らないことにした。