太陽みたいに明るくて

木漏れ日みたいに優しくて

陽だまりみたいにあたたかい

あなたがずっと好きだった




●●「翔陽！ね、翔陽って谷地さんのこと好きでしょ！？」

日向「えっ…///わ、わかる？」

●●「バレバレだしみんな言ってるー」

日向「マジで？恥ずかしー///」

●●「幼馴染は騙せないぞ！」

日向「でも谷地さん可愛いしモテるし、おれなんて興味ないんだろうなぁ…」

●●「･･･そっかぁ。諦めてるの？」

日向「うん、」

バーカ

両想いのくせになに言ってやがる

翔陽のバーカ

諦めてるなら私でいいじゃん

[漢字]大嫌い[/漢字][ふりがな]大好き[/ふりがな]

●●「ま、応援してるよ。頑張ってみたら？」

[漢字]大嫌い大嫌い大嫌い[/漢字][ふりがな]大好き大好き大好き[/ふりがな]

日向「おうっ！」

知ってる。

谷地さんみたいに可愛くて頭が良くて優しい子には敵わないって。

私なんてあなたの眼中にもないって。

毎年あげてたバレンタインチョコも義理だと思ってるよね。

距離が近いのだってあなたにだけだし。

私がいくらあなたのために背伸びしたって気付いてくれなかったよね。

●●「ま、せいぜいお幸せにー」

日向「な"っ、なんか嫌味だなその言い方！」

●●「私より先にリア充になるのが悪いんですー」

日向「谷地さんのはまだ片想いだし！」

●●「家上がり込んでたくせに」

日向「影山もいた！」

●●「みんな君付けなのに翔陽だけ”日向”って呼び捨て」

日向「おれが頼んだから！」

●●「絶対両想いのくせに諦めるとか簡単に言うんじゃねーよバーカ」

日向「お前さてはツンデレだな？おれの恋応援してるよな？」

●●「むしろ翔陽みたいなのがあの谷地さんと付き合うのは不安」

日向「はっきり言うなよおれも分かってるよ！」

ガタッ

●●「スガパイセンに翔陽がリア充自慢してくるって愚痴ってくるー」

日向「やめて！？！？」

●●「ウソウソスガパイセンのとこに遊びいってくるー」

日向「いってらっしゃーい」



あなたは私の事何にもわかってない



菅原「よーしよし。あっ、あんま擦ると目ぇ赤くなるって」

●●「ゔぅっ、あいつホント、9年も一緒にいたのにｯｯ
　　　みたことないような顔しやがってｯ…ｸﾞｽﾝ」

菅原「日向はあとで一発殴るかー」

●●「やめてスガさん」

菅原「日向、ほんと鈍感だよなー」

●●「そうですよ！こちとら5年以上片想いしてたのに1㎜たりとも気付かないしｯ！」

菅原「もういっそ俺にしちゃえば？」

●●「善処します…」

菅原（冗談じゃないんだよな…）

菅原「●●も大概だべ…」

●●「え、そうですかね？」



●●「はぁ…」

●●「翔陽なんて忘れるって言ったのに未練たらたら」

それくらい好きだったんだよ