家に帰ったあと…

優太『ごめんよ瀬奈。おれの母さんのせいで…』

瀬奈『あ、ううん全然大丈夫…』

優太『兄の結婚の時はあんなに軽く許してたのになんでだよ…』

兄って…優斗さんのことかな。聞いてみよう。

瀬奈『優太くん。兄って、優斗さんのことだよね…？関さんって…？』

優太『ああ、優斗は俺の兄だ。関さんは…、優斗の結婚相手だ。』

ってことは、お兄さんとの結婚は軽く許された…なんでだろう。

私たちはダメなのかな。

そういえば、お兄さんが結婚した話、優太くんから聞いたことないなぁ…

優太『…心配するな瀬奈。必ず、俺と結婚しよう。』

瀬奈『…うん。』

[水平線]

【一方義母さんは…】

義母『…なんで朝日奈さんとなのよ…』

義母『関ちゃんはあんなに"完璧"なのに…。ねえ…？』

？『ちょっと〜、そんなに褒めないでくださいよw』

義母『洗い物までありがとう。"関ちゃん"。』

関『いえいえ、それぐらい当然のことですよ義母さん。』

関『私も、優斗を頑張って幸せにします！』

義母『いいえ。もう十分幸せよ。あなたもいい日を過ごしなさい。』

関『大丈夫です！それより体調は大丈夫ですか？あ、この前義母さんのために服を作ってみたんです！どうですか？』

義母『着てみるわ。』

義母『…まあ！サイズもいいし、色合いもいい。なんて素晴らしいの！』

義母『流石、関ちゃんは完璧ねえ…。なんでもできる。』


関『完璧じゃないですよ！何でもできる、これが[下線]普通[/下線]なんですよ。』