【短編集】本音倉庫
今日、先輩が引退してしまった。
まだ居て欲しくて、もう少しでも長く居てほしかった。
3年の先輩の中に1人家が近い人が居たことを思いだし、一緒に帰った。
その先輩は、たまに帰る時間が被った時に一緒に帰っている先輩だった。
先輩とも一緒に帰る事が出来るのは最後だし、だから一緒に帰った。
先輩はずっと笑顔で話してくれたり話を聞いてくれたりした。
この時間がずっと続けば良いのにと勝手ながらに思ってしまった。
いつも先輩と別れる別れ道、今日は先輩についていく事にした。
先輩も全然OKって感じで家までずっと連れて行ってくれた。
先輩の話を聞きながらだとその時間はあっという間で、家にはすぐ着いた。
寂しさが残って募って、まだ居たい欲から先輩に自分の家も教える事にした。
先輩はもう暗いのに、寒いのに、ずっと着いてきてくれた。
こっちもあっという間だった。もう、すぐに家に着いてしまった。
少し話した後、先輩は自分で帰れるからと言って私の家の前で別れた。
ただ、寂しかった。
まだ、ずっと、一緒にいたかった。
そんな思いが募って募って先輩の声が頭から離れない。
あの低めな優しいオブラートに包まれたような声が離れない。
まただ。またやらかしてしまった。
去年と同じ事を、またやろうとしてしまっている。
まだ居て欲しくて、もう少しでも長く居てほしかった。
3年の先輩の中に1人家が近い人が居たことを思いだし、一緒に帰った。
その先輩は、たまに帰る時間が被った時に一緒に帰っている先輩だった。
先輩とも一緒に帰る事が出来るのは最後だし、だから一緒に帰った。
先輩はずっと笑顔で話してくれたり話を聞いてくれたりした。
この時間がずっと続けば良いのにと勝手ながらに思ってしまった。
いつも先輩と別れる別れ道、今日は先輩についていく事にした。
先輩も全然OKって感じで家までずっと連れて行ってくれた。
先輩の話を聞きながらだとその時間はあっという間で、家にはすぐ着いた。
寂しさが残って募って、まだ居たい欲から先輩に自分の家も教える事にした。
先輩はもう暗いのに、寒いのに、ずっと着いてきてくれた。
こっちもあっという間だった。もう、すぐに家に着いてしまった。
少し話した後、先輩は自分で帰れるからと言って私の家の前で別れた。
ただ、寂しかった。
まだ、ずっと、一緒にいたかった。
そんな思いが募って募って先輩の声が頭から離れない。
あの低めな優しいオブラートに包まれたような声が離れない。
まただ。またやらかしてしまった。
去年と同じ事を、またやろうとしてしまっている。